東京で唯一冬ぼたんを一般公開している「冬ぼたん祭り」

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ぼたんはその枝振りに比べ、変化に富んだ豪華な花を咲かせることから「富貴・繁栄」を表す縁起の良い花とされているが、東照宮ぼたん苑では東京で唯一冬ぼたんを一般公開し大勢の観光客を集めている。冬ぼたんは樹勢が弱く栽培が難しいため、着花率は2割程度と低く、一般家庭での開花は殆ど望めない。

一般公開されるのは40品種、600本が寒さ除けのワラ囲いの中で寒気に耐えながら可憐に咲いているが、その希少性等から、古来より新春を祝う「寿華」として珍重されている。


冬ぼたんの数々

雪除けのワラの囲いの中で、寒気に耐えながら、白、紅、淡紅、紫などの彩りを添えて競って咲く姿はまるで貴婦人のようだ。淡紅色抱え咲きの縁起花「七福」、紫紅色八重咲きの「栗皮紅」、濃い紅色八重咲きの「日昇」、紫色半抱え咲きの「寒紫」、淡紅色八重咲きの「雪衣」、白色千重咲きの「雪重」、紫色に白い絞りが入った「寒紫綿」などの名花が、楚々と開花していく。

冬ぼたん
冬ぼたん
冬ぼたん

ぼたん

中国が原産。ボタン科のボタン属に属する落葉潅木。奈良時代に薬用植物として渡来したが、その後、観賞用として品種改良が盛んに行われている。夏の高温多湿を嫌い、日当りが良い場所で、排水、通気性の良い土壌を好む。極端な砂質か強い粘土質でない限り、たいていの土質で良く育つ。変化に富んだ豪華な花を咲かせ、富貴、繁栄を表す縁起の良い「富貴花」、「百花の王」と呼ばれている。

上野東照宮ぼたん苑

上野東照宮ぼたん苑
昭和55年(1980年)に日中友好を記念として開苑した。回遊式の日本庭園では、日本のぼたんと中国政府から友好記念として贈呈された希少な中国のぼたんを合わせて290品種 3,800本が見事な花を咲かせる。また50品種 2,000本の芍薬や季節の花も見られる。

上野東照宮

上野東照宮
寛永4年(1627年)に家康公(東照権現)の遺言により、天海僧正と藤堂高虎が造営した。三代将軍家光が慶安4年(1651年)に金色殿として大改築を行ない、これが現存する東照宮である。祭神は徳川家康(初代)、徳川吉宗(8代)、徳川慶喜(16代)。

基本情報

日程: 1月1日〜2月下旬
アクセス: JR、京成電鉄、地下鉄銀座線、日比谷線上野駅
場所: 上野東照宮ぼたん苑(台東区上野公園9-881)
連絡先: 03-3822-3575

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