カマドの神・火鎮めの神を崇める笠山荒神社の祭り「笠山三宝荒神大祭」

kasayamasanpoukoujintaisai-3

笠山荒神社は明治時代に神仏分離されており、竹林寺から本殿を山頂に遷座しています。お祭りでは笠山荒神社から神主と役員が約300メートル離れた竹林寺に向かっていき、到着すると御霊をお迎えする神事が厳かな雰囲気の中で執り行われます。

そして竹林寺から神輿・楽隊の御渡りがあり、共に笠山荒神社に向かって練り歩きます。また巫女による舞の奉納も執り行われます。


お祭りの由来&見どころ

笠山荒神社は古くから「笠の荒神さん」として親しまれ、カマドの神様、火鎮めの神として人々の信仰を集めてきました。これははじめて火を起こして物を煮詰めて食べることを伝えたと言われる興津彦神(おきつひこのかみ)、興津姫神(おきつひめのかみ)、土祖神(はにおやのかみ)をお祀りしていることに由来しています。笠山荒神社は奈良県桜井市にある神社で、兵庫県宝塚市の清荒神、奈良県吉野郡野迫川村の立里荒神と共に日本三大荒神の一つに数えられています。荒神とは仏・法・僧の三宝の守護神のことをさし、笠山荒神とも呼ばれています。

標高480メートルの大和青垣山国定公園高原にあり、鷲峯山(荒山)の山頂に鎮座していることから普段は参拝者も少ない神社ですが、台所の神様が祀られており、どの家庭でもゆかりの深い神様であることから、お祭りの期間はたくさんの参拝者で賑わいを見せます。

荒神大祭は年に3回行われ、1月の荒神大祭がもっとも多くの人出で賑わいをみせます。お祭りの日には、桜井駅から臨時バスが運行され、古くから地元の人たちによって大切にされてきたことを伺い知ることができます。

参拝者には欠かせない神饌として甘酒が授与されます。また神社のあるエリアは標高が高く、気候や風土ともに蕎麦の栽培に適しており、古くから蕎麦の栽培が行われてきました。周辺ではおいしい蕎麦を味わえることも醍醐味の一つです。

開催概要

開催日時 1月28日、4月28日、9月28日
所在地 〒633-0133 奈良県桜井市笠2415
アクセス 笠山荒神社
JR・近鉄桜井駅から小夫行バスで40分、笠山荒神社口バス停から徒歩で30分
名阪国道針ICから車で25分
問い合わせ先 0744-48-8312
この記事が気に入ったらシェア