形代流し

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1年の中間にあたり諸々の厄を祓って、後半年を迎えようとする「夏越しの祓(はらい)」という伝統の祭りがある。「形代流し」はその夏越祓の1つで、人形(ひとがた)に切った紙に体をこすりつけて罪・穢れ・災厄を移し、これを身代りとして川や海に流して無病息災を願うものだ。隅田川にごく近い素盞雄(すさのお)神社ではこの日、それまでに納められた形代を船に乗せ、船上に設けられた祭壇で祝詞を上げる。おはらいの儀式を終えた後、罪けがれをうつされた形代を川に流して行くが、川に浮かんだ形代は、白い群れとなって遠く離れ、やがて視界から消えていった。
形代を流す 早朝7時、千住大橋を出た船は約200メートル、隅田川を遡る。この間船首に設けられた祭壇ではお祓いの儀式が行われ、アクロシテイ前から引き返して形代を流して行く。船上の神職3人だけの厳かな祭りだ。
船上祈祷
 
千住の地名  喜暦2年(1327)、新井図書政次というものが荒川で千手観音像を見つけたので、この地を千手(せんじゅ)とよんだという。他に足利将軍善政の愛妾「千寿の前」の出生地であるとこらから千寿(せんじゅ)とな名付けたと言う説、千葉氏が住んでいたので千葉住村といったのを、千住村というようになったという説などがある。
 
7月上旬の平日   素盞雄神社(03-3891-8281
(荒川区南千住6-60-1、JR常磐線、地下鉄日比谷線・南千住)
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