子供の成長と出世を祈願する、六郷神社の「子供やぶさめ」

子供やぶさめ

裃、袴をつけ腰に太刀をさした武家装束の13才以下の男児が木馬に乗り、4対八個の目玉がちがった方向を睨む大的に矢を突き射して邪気を払い鬼門除けをして子供の成長と出世を祈願する。

かっては介添え人に付き添われた子供が歩射の形で行っていたが、平成10年から最初の10人だけは都の無形民俗文化財に指定されている昔通りの歩射で行い、他は木馬を使うようになった。

源頼朝が奥州征伐に赴く途中、六郷神社に立ち寄って流鏑馬を奉納して以来武士の子弟が馬に乗って鏑矢を射た。江戸時代中期ごろから歩射の形をとるようになったが、流鏑馬(やぶさめ)の名前だけが残っているものだ。


昔から伝わる子供やぶさめ

子供やぶさめ

矢来が組まれ「八方睨み」と呼ばれる8個の目玉の的が設けられ、山越しの儀が行われる。介添え人の助けを借りながら小さな射手が的の前まで進み二人一組で矢を交差させ「ヤアー」という掛け声とともに力いっぱい的の目玉に矢を突き射す。

六郷(ろくごう)の地名

いくつかの説があり定かではない。上流の六つの郷の流れが合流して六郷川となり、これが地名になったとする説、近在の六つの集落を合わせて六郷としたという説、八幡塚にあった八幡社の六供斎料(ろくさいりょう・祭りなどの費用を賄うよう寄進された社領)として寄進され、はじめは六供郷と言ったのが、のちに六郷になったとする説などがある。近世は六郷領の名で、現在の大田区の大部分が含まれていた。

子供やぶさめ

総代に付き添われ入場する
2003年の出場子供数は100人、3才以上13才までの男の子だけ。

子供やぶさめ

木馬にまたがり弓を射る
的は代わって四角形の木板になる。

基本情報

日程: 1月7日
アクセス: 京浜急行 雑色駅・六郷土手駅
場所: 六郷神社(大田区東六郷3-10-18)
連絡先: 03-3731-2889
http://www.rokugo.or.jp/annai/yabusame-about.html

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