太子堂八幡神社例大祭

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例年10月第2土・日曜日に行われる例大祭は太子堂八幡神社から茶沢通りまでびっしりと露天が並び、茶沢通りも歩行者天国になって神輿が繰り出し、祭囃子や太鼓の音、神輿を担ぐ掛け声などで町中がお祭りムードに包まれ三軒茶屋付近では一番大きな祭りとなる。この大祭の花とも言える町内神輿の宮入は日曜日の午後からで次々に宮入りした後、神前でお祓いを受け再び各町会に戻ってゆく。大祭期間中、午前10時から午後5時まで無形文化財・相模流萩原社中の里神楽が奉納され、また、午後7時から奉納演芸が催される。
町内神輿が次々に宮入し境内は神輿と担ぎ手と参詣客で溢れる
 
境内に入り手を振り声を嗄らして張り切る三軒茶屋神輿
 
取り囲む観客も一緒になって手を叩き声援を送る大塚神輿
2基の高張提灯が待ち受ける拝殿前で差し上げられる下の谷神輿
太子堂八幡神社  祭神・応神天皇[誉田別命](おうじんてんのう)[ほんだわけのみこと]、平安後期、源氏が陸奥安部氏征討の折、武運を祈願したと言われ、それ以前に創建されたものと思われる。江戸期には、天領・大名領・旗本領に細分化されていた太子堂村は、八幡様の祭礼を以って心を一つにしたと言われ、その心は今日にも受け継がれている。
 
太子堂の地名  町内にある円泉寺は聖徳太子をまつっており、古くから「太子堂」として敬われていた。語源もここからといわれ、古くは元禄元年(1592)に「太子堂村」とその名が見える。明治22年(1889)に周辺の7つの村と合併して誕生した世田ヶ谷村の大字となり、昭和40年(1965)の住居表示により現在の町名となった。
 
威勢良く叩き盛り上げる「えびす太鼓連」
 
太子堂八幡神社宮入風景  三軒茶屋の駅を降り、茶沢通りを行くと幾組かの神輿が大勢の観客に囲まれながら練っている。茶沢通りから太子堂八幡神社に通じる道に入ると、道路が狭い上に何百軒というほどの露店が店を並べていて、早く神社に行って宮入り風景を撮りたいと、はやる気持ちを苛立たせる。やむを得ず空いている横道に入り神社に着いたが、境内はもとより隣の公園にまで露店は並んでいて、これだけ多くの露店出店は見たことがない。神楽殿では萩原社中の里神楽が舞い納めたところ、やがて威勢の良い掛け声が聞こえ始め、2基の高張提灯を先頭に参道階段を上った大塚町会神輿が姿を現す。同時に、待ち構えていた「えびす太鼓」が賑やかに演奏を始め、担ぎ手たちはその音に乗って一層気勢を上げ、手を振って境内を練る。拝殿前には木頭が待ちうけ神輿は幾度と無く寄っては離れを繰り返し、なかなか神前に収まらない。やがて木が入って神輿は据えられ、神官のお祓いを受け、一同参拝を済ませて大塚神輿の宮入は終わる。この後、間をおいて、下の谷神輿、三軒茶屋神輿などが続き、太子堂八幡神社例大祭は祭りの最高潮を続ける。
 
神妙にお祓いを受ける担ぎ手たち
 
10月第2土・日曜日   太子堂八幡神社(℡03-3411-0753
             世田谷区太子堂5-23-4 (東急世田谷線・西太子堂 )
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