吉谷神社正月祭

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吉谷神社の正月祭は不定期だが元町の南組北組が輪番で、神子舞を奉納している。神子舞は前日の15日、旧庄屋の屋敷庭で当主の検分を受け、翌日「出会いの式」の後、神社に奉納される。出会いの式は、紋付羽織袴に威儀を正した南組、北組が、それぞれの当屋を出て、「カンバ」を先頭に進み、大島町役場の海岸寄り交差点で合流する式典をいい、一行はここから神社に向う。神子舞は、10才位の少年が蔓草の内裏雛の冠に似た頭飾り、裾に金銀で刺繍した鶴亀の振袖を着て舞う美しいもので、氏神に村民の安穏と繁栄を祈願するもの。神子舞が終わると南北両組の若衆による祭礼奉納踊りが奉納される。ともに、東京都の無形民俗文化財に指定されている。
厳粛な神子舞  天の岩戸で天鈿命(アメノウズメノミコト)が踊り、天照大神を蘇生させた神事を擬したもの。神社奉納の時は薄緑の振袖で舞うが、前日の庄屋検分の時は紫の衣装で舞う。
 
出会いの式  紋付袴に威儀を正し、それぞれの当屋を出て「カンバ」を先頭に進んできた南組、北組が大島町役場の海岸寄り交差点で出会うという厳粛な珍しい儀式で、一行はここから色とりどりの華やかな襷をかけた大鼓を従え揃って神社に向う。
奉納踊り 未婚の若衆には娘からの品定め の場ともなり、その日の為にアイデアや技を競い合い、伝承芸能に新しい生命を与え感動を呼ぶ手踊りとなった。そのレパートリーは現在170曲に及ぶ。
 
 
1月16日   吉谷神社(℡04992-2-1441町教育委員会)
(大島町元町4-2-9、竹芝より東海汽船、羽田よりエアニッポン)
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