青袖杉舞祭

大国魂神社は武蔵野国の著名な神社6所を合祀しているが、このうちの1つ「宮乃咩(みやのめ)神社」の例祭7月12日に神前舞が奉納される。素面で舞うが、青色の狩衣を着て舞うのを青袖舞、杉の小枝を手にして舞うのを杉舞と名づけている。ともに天下泰平を祈願する神事舞である。源頼朝より文治2年(1186)武蔵国中の神職に、天下太平の祈祷を行うよう命令があり、以来国中の神職が毎年参会し、まず12日夕刻に宮乃咩神社の拝殿で青袖舞が、翌13日は大国魂神社の拝殿で杉舞が行われることとなった。舞手は都の無形民族文化財に指定されている稲城穴沢天神社の山本社中である。

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宮乃咩神社での青袖舞  宮乃咩神社の祭神は天鈿女命(あめのうずめのみこと)で演芸、安産の神。参道左に鎮座する宮乃咩神社の拝殿で三座が舞われた後に大国魂神社の拝殿に移動して祭典が執り行われ再び青袖舞が5座舞われる。立烏帽子に薄青色の狩衣、濃紺の袴をつけた神楽師が奉納する。
 
青袖舞   大国魂神社拝殿にて7月12日午後4時
奉幣の舞
扇の舞
太刀の舞 

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弓の舞
竿の舞
 
鳥帽子、狩衣の神楽師が「幣の舞」「太刀の舞」「扇の舞」に続いて杉舞を舞う。杉舞は2座あり、紙垂がついた杉の小枝を両手に束ねて持ち、早拍子にのって上下左右に振りながら舞う(写真)ものと左手に杉の小枝、右手に鈴を持って舞うものがある。
 
杉舞 
大国魂神社拝殿   7月13日
 

大国魂神社 祭神は大國魂大神(素盞鳴尊の子神)で12代景行天皇41(111)年5月5日を起源とする。後に本殿の両側に国内著名の神、六所[ろくしょ]を奉祀して、六所宮とも称せられるようになった。天正18年(1590)8月、徳川家康が江戸へ入城してからは、 武蔵国の総社であるために社領5百石を寄進された。もともと大國魂神社と称したが、中古以降、武蔵の総社となり、 又国内著名の神六所を配祀したので、「武蔵総社六所宮」の社号を用いたが 明治4年に、もとの社号に復した。

7月12・13日   大国魂神社(042-362-2130
(府中市宮町3-1-1、京王線・府中、JR武蔵野線・府中本町)

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