文京あじさいまつり

梅雨の風物として古くから愛されているあじさい。歯痛止めの神様として庶民から信仰されている白山神社の境内に、約3000株のあじさいが植栽され毎年6月の梅雨時には色とりどりに咲き乱れる。その時期に合わせて「文京あじさいまつり」が催され、2008年で24回目を迎え、今日では文京区5大花まつりの一つとして、期間中大勢の見物客で賑う一大イベントになっている。期間中、富士塚の公開や、歯ブラシ供養のほか、土曜日・日曜日を中心に子供あじさい写生会、タンプラリー・お茶接待、各種模擬店・災害時に使うロープワーク、バザー、紫陽花コンサート、オープニング演奏「駒本小学校鼓笛隊」、ジャズ演奏など賑やかに催される。

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あじさい  花言葉は「移り気」。最も一般的に植えられている球状のアジサイはセイヨウアジサイで日本原産のガクアジサイを改良した品種。土壌が酸性だと青くなり、アルカリ性だと赤くなるといわれ日本の土壌はもともと酸性のため日本古来のアジサイは青という。花の色は発色に影響を与える助色素という物質のほか、土壌のph濃度、アルミニュウムイオン量によって様々に変化する。そのため、「七変化」とも呼ばれる。花はつぼみのころは緑色、それが白くなり、咲くころには水色、または薄紅色。咲き終わりに近づくにつれて濃くなっていく。「あじさい」の名は「藍色が集まったもの」を意味する「あづさい(集真藍)」が訛ったものと言われる。
 
白山神社  創開は古く、天暦年間(947~957)に加賀一宮白山神社を現在の本郷1丁目の地に勧請したと伝えられる。後に元和年間(1615~1624)に2代将軍秀忠の命で、巣鴨原(現在の小石川植物園内)に移ったが、その後5代将軍職につく前の館林候綱吉の屋敷の造営のため明暦元年(1655)現在地に再度移った。この縁で綱吉と生母桂昌院の厚い帰依を受けた 。加賀白山神社は霊峰白山そのものを信仰する、山岳信仰の代表的な神社で全国に3000近くある。祭神は白山比咩大神(菊理姫→ククリ姫)
 
境内風景
色々なあじさいが咲き乱れる

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歯ブラシ供養  白山神社は江戸時代には、歯痛止めの神様として信仰を集めたのだとか。その縁からか賽銭箱の隣には、使い古しの歯ブラシを納める箱が置かれ、まつりの最終土・日の2日間に限り、先着200名は無料で歯ブラシを交換してくれる。針供養、人形供養、筆供養、扇子供養などとともに「お役目ご苦労様」と古歯ブラシを労う行事だ。

あじさいまつり風景  梅雨の期間中、都内各所で催される「あじさいまつり」のうち迷わず
白山神社を選んだのは、つい先日、加賀白山神社門前町・鶴来町で、祭神・くくる姫に因んで
造られた大吟醸「菊姫」を楽しい仲間と心行くまで味わったからだ。梅雨の晴れ間に恵まれた
土曜日の初日とあって、白山通りから参道は切れ目の無い見物客が続き、鳥居をくぐると
左手に様々な美しい色あじさいで形作られた「あじさい富士」2基が人目を奪い、カメラ
マン達に囲まれている。境内に咲く3000株のあじさいのそれぞれ周りには熱心に観察する
客に加えて、カメラマンが群がり、写真を撮るにも暫し待たねばならない。これだけ多くのカメラマンが集まる光景は見たことが無い。拝殿横に「歯ブラシ供養」の立て札があり箱が備え付けられていたが初日だからか、或は「歯の神様」ということを知らないせいか1本も入っていなかった。梅雨に備えた大テントの下に並んだ食べ物やグッズの店は賑わい猿回しまで出ていて観客の拍手を浴びていた。

6月7日~15日   白山神社(℡03-3811-6568
           文京区白山53126(三田線・白山、南北線・本駒込)
 

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