待乳山聖天に大根を持ち寄り、ご利益を授かる「大根まつり」

待乳山聖天(まっちやましょうてん)の縁日は20日だが、1月7日に大根、酒、団子に野菜等を供え、家内安全、商売繁盛を祈る大般若転読法要、百味供養が行われる。聖天の供養に欠かせない大根を大勢の参詣人が持ち寄り、本堂に山のように供えられ、法会が終ったあとは参会者にお供えの大根をフロふきに調理して神酒ともに振舞う。

紋章の二股大根にちなみ「大根まつり」と称するが、大根まつりは神饌や供物など神に供えるものが中心となるお祭りだ。

浅草名所七福神(毘沙門天)の最終日と重なって境内は大勢の参詣人で溢れ、フロふき大根の振る舞いが始まると、聖天のご利益を授かり身体と心の健康を得ようと参詣人の行列が山門外に100m以上も並ぶ。


スポンサーリンク

仏前に供えられる大根

仏前に供えられる大根

祭壇には参詣人が奉納した大根が山のように供えられている。神に供えたもの、神からの恵みをすべての人で分かち合い、神と人とが共に同じものを食することによって神意を問い、神の恵みを授かり、神の霊力を得ようというものだ。大根を供えて神人ともに食べるという風習は江戸時代からあったものだ。

浅草の地名

東京府志料には「草深い武蔵野の中で、草があまり茂っていないので浅草と言った」とあり、これが通説。浅浅とした草の生い茂る海辺の寒村であったことからついたようだ。治承5年(1181)にはこの名がみえる。

スポンサーリンク

待乳山聖天

待乳山聖天
歓喜天とも言い、はじめは悪魔神だったが帰依して三宝を守る大善神になった。聖天の像は男天と女天が抱擁している形で、諸罪を消滅し、夫婦和合、福徳自在を得ることができるという。待乳山は真土山とも書き、日本堤を築く時、この山を削って築いた、もと風光明媚の地であった。また、浅草観音出現の際に、一夜にして湧き出し、金龍がここに下伏したという伝説もある。

山門外に長く行列をつくって、フロふきを待つ参詣人。

山門外に長く行列をつくって、フロふきを待つ参詣人。

大根を抱えて法要に

大根を抱えて法要に

大根のフロふきに舌鼓

大根のフロふきに舌鼓
境内には茶屋風の屋台があり、緋毛氈(ひもうせん)をかけた台に腰掛けて舌鼓を打つ.多くの参詣人は、席がないため立ったまま食べている。大根は清浄、淡白な味わいのある食物として全ての人に好まれしかも体内の毒素を中和して、消化を助けるはたらきがあるところから、聖天の働きをあらわすものとして尊ばれ聖天の供養に欠かせない供物とされている。

基本情報

日程: 1月7日
アクセス: 地下鉄銀座線、東武伊勢崎線・浅草駅
場所: 待乳山聖天(台東区浅草7-4-1)
連絡先: 03-3874-2030

スポンサーリンク

\ おともだちにシェアお願いします /

こちらの記事もどうぞ