深大寺の「だるま市」

天平5年(733年)創建という深大寺本堂の左に、慈恵大師を祀る元三太子堂がある。深大寺の縁日は嫁探し、婿探しで賑わう「縁結びの大師」といわれていたが、インドの達磨大師との関係から、元三大師堂のまつりに「だるま市」が開かれるようになり、明治中期には、すでにだるま市の名が付けられていた。このような寺の縁日から出発しただるま市だけに、今も大勢の人を集めている。だるまは最初、養蚕農家の縁起物として始まり、だるま市は昔の養蚕地帯に多かったが、最近では東京でも多くの寺に市が立っている。

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これにしようか! 「さあさあ、買った買った、縁起ものだよ」と客を呼ぶ声が賑やだ。先ず求めた、だるまに片目を入れて願をかけ、願いが叶うと残りの目玉を入れる。願いが叶うと年々大きなものに買いかえてゆく。
 
だるま市風景  広い境内に数十軒、地元を始め埼玉県や群馬県からも業者が集まり「さあさあ買った買った縁起ものだよ」と客を呼ぶ声が賑やだ。売るほうも懸命だが買うほうは目移りばかりして決めかねている。二日間に数万個のだるまが買われて行くという。
 
万円札と千円札、願を書きこむ 露店のオジサンはフィラの帽子に万円札を挟んで願を書き、神社では三方の上に千円札を積んで書く対照的な光景が面白い。だるまは年毎に大きいものを求めるという風習がある。関東周辺の養蚕農家が,春まゆの出来がよいと片方の目を入れ秋まゆも豊かだと残りの片目を入れて祝うことから始まった。

深大寺名物、郷土玩具「わら馬  深大寺山門嶋田屋、昔、原野だった深大寺周辺で出陣の時にはと目星をつけていた赤馬が捕まらなかったため徒歩で出陣したという伝説から生まれたわら馬。

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深大寺の地名  湧水の豊富なこの地にまつられた水神、深沙大王(じんじゃだいおう)にちなむといわれる深大寺の寺名より起こり、戦国期には地名として出てくるが、寺名が地名となった時期ははっきりしていない。
 
調布の地名  万葉集に、多摩川にさらす手(た)づくりさらさらに 何ぞこの児のここだ愛(かな)しきと、布を晒すかわいい乙女に恋焦がれる様子をうたった詩がある。多摩川に近いこの地域では、古代にその土地の生産物を納める税(調=「みつき」ともいう、調とは税金のこと)として、布を晒(さら)して朝廷に納めたと考えられ、これが調布の名の由来とされている。
 
3月3・4日   深大寺℡0424-86-5511
(調布市深大寺元町5-15-1、JR・三鷹、吉祥寺→バス・深大寺)

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