どぶろく祭

小網神社の例祭は今年出来た麦と白神酒(どぶろく)を神前に供え、それを食して収穫を祝う新嘗祭の神事が行われるが、参詣者に新酒のどぶろくを振舞うところから「どぶろく祭」の名で呼ばれている。神饌に供えた麦は各自持ち帰ってご飯と一緒に炊いて、神に供えたものを共に頂き喜びを分かち合う。文正元年に当社が創建された時から行われている。酒のかすを漉さないままの白い濁り酒を「どぶろく」というが、神社ではこの日のため、滋賀県愛知川に神饌を持つ酒造所から毎年その田で収穫された新米で醸造した濁り酒を取り寄せている。式典後は恒例の一人舞の 神楽が重要無形文化財の若山社中によって奉納される。神社ではこの日から正月にかけて、すすきで作った強運厄除けのみみずくの守りを出す。

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翁の舞  演目には当社の縁起にちなんだ「翁の舞」のほか「天狐の舞」「岩戸の舞」「弓流しの舞」「大黒の舞」などがあり毎年この中から一曲が選ばれる。
 
どぶろくを授ける巫女。

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混雑する境内  参拝してどぶろくを受けるための人々で狭い境内が一杯・悪疫が流行した文正元年(1466)網師の翁が海上で得た稲の穂をもって庵を訪れたが、開基上人が庵主の夢枕に立ち、この翁を稲荷大神として勧請すれば悪疫は消滅するという。庵主はこのことを村人に告げ翁を小網稲荷大明神と称え神社を創建し日夜祈願を続けたらその後日ならずして悪疫が鎮まった。

小網町の地名 小網町の名は慶長年間に小網神社に因んで付けられたものでこの地域では当神社を氏神として崇めた。道灌の篤い信仰もあってか、家康入国後、佃島がまだ海向うの砂州だったころ、白魚献上の特権を得て御肴御用を与った摂津の漁師たちの拠点とされ、小網を曳いて御覧に供し、町の一角に一張の網を干す仕来りがあった。小網とは当時全国的に普及していた初期的地引網で100間張り出しのものをいった。
 
11月28日   小網神社(℡03-3668-1080
(中央区日本橋小網町16-23、地下鉄東西線、日比谷線・茅場町)

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