伏木のわらじ

青梅市小曾木5丁目の岩蔵集落約70軒は8つの組に属しているが、フセギの当日は午後から各組の当番が御岳神社の境内にある岩蔵会館に集まってフセギの草鞋を6個作る。長さが40センチ、巾10センチという大きなものだが、各草鞋にはそれぞれ1個から6個の穴が開けてある。草鞋が出来上がると183センチの細い木に神社の御符とともにくくりつけられて、集落境の5箇所に立てられる。後、全員で奥の院、愛宕神社に登り大岩のところに注連縄をはり、草鞋を吊るす。伏木は「防ぎ」「塞ぎ」に通じ、疫病や魔物の進入を村境で食い止め集落の安全を祈る共同祈願を意味する。

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集落境に立てられた草鞋  何故大きな草鞋を吊るすのか理由ははっきりしていないが、この村の総代塩野貞夫氏の話では、ここの村にはこんな草鞋を履く大男がいるのだぞ、と悪魔を脅すためのものだという。
 
全員でわらじつくり  今は草鞋を作れる人が少なく先輩から教わりながら、約一時間かけて作り上げる。
 
六つの穴の開いたわらじ 昔のさいころ賭博の名残でさいの目を現すとか草鞋銭を渡して悪魔に帰ってもらうためとか諸説あり。昔悪病が流行った時祈祷師の言いつけで草鞋を吊るすようになったという。

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全員で奥の院「愛宕神社」へ  細い山道を登り、大岩のところに注連縄をはり六つ目の草鞋をつるす。後、神事が行われ、岩蔵会館で直会がある。
 

青梅の地名  青梅市にある金剛寺の「将門誓いの梅」は 平将門が訪れた際、馬のムチに使っていた梅の枝を地面に刺したものが根づいたと言われているものだが、この梅の実は季節が過ぎても黄熟せず、落実まで青く、このため「青梅(あおうめ)」と称せられ、青梅市の名称もこれによって付けられたという。

7月24日近くの日曜日   御岳神社(0428-74-4006神主宮寺氏宅)
(青梅市小曾木5丁目、JR青梅線・青梅→都営バス・岩倉炭鉱前)

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