ガサ市

12月15日午前0時、浅草寺本堂の裏手に正月用品を卸業者に卸売りする市が立つ。20軒ほどの大テント張りの露店が立ち並びここで、しめなわ、輪飾り、門松用の松、うらじろ、エビ、わかめなど正月飾り一切が売られる。歳末を彩る浅草の名物行事、ガサ市である。業者はこのガサ市で品物を取りそろえ、大晦日が近づくと町角に店を出して一般の人に売り出す。品物にワラなどが多く、箱からの出し入れに「ガサガサ」と音を立てるところからこの名がついたという。遠方からの業者がトラックでのりつけ、期間中忙しく市の中を往来する。いよいよ年の瀬である。

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大テント張りの露店が立ち並ぶガサ市  小売はしないので一般客は立ち寄らず、時々卸売り業者のトラックが乗り付けて品物を買って行く程度で17~19日に浅草寺本堂前で行われている羽子板市の賑わいとは全く対照的だ。ガサ市では店によってそれぞれ扱う専門商品があって中には何に使うのだろうと首を傾げるような品もある。江戸時代、浅草寺境内には年3回市が立ったが12月の市が最も栄え、「歳の市」と称した。ガサ市はこの流れを汲むものだが、最近では正月に注連飾りや門松を飾る家も少なくなって、売れ行きもイマイチのようだ。しかし江戸の年の瀬を彩る貴重な風物詩となっている。
 
干し柿
門松用の松
注連飾り用の縄
 
 

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浅草寺本堂の裏手に立つ市、時々トラックが来て品物の受け渡しをしている
藁で作った宝船  家に飾ればいかにも福が舞い込みそうだ
祝い扇子など
小型の注連飾り
えび
 
12月15日~27日   浅草寺境内(03-3842-0181浅草寺)
台東区浅草2-3-1(地下鉄銀座線、都営浅草線、東武伊勢崎線・浅草)

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