羽村のどんど焼き

羽村の東地区では成人の日の午前八時から、正月が終って取り外した松飾りやしめ縄を集めて焼く火まつり,どんど焼きが行われる。「どんど」とは燃え盛る火勢や音を形容する言葉の連想からつけられた名前だが、正月の神を送る「尊火(どんどび)」の意味がある。玉川神社神主のお祓いや祝詞の神事が終わると夫婦塚と子供塚の合計四基に子供達の手で同時に点火され、火がおさまってくると小学生たちの農業体験で採れた「まゆ玉」をどんど火で焼いて食べ、今年一年の無病息災を祈る。羽村では同日午前八時半から西地区のどんど焼きも行われる。

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点火する子供たち  どんど焼きは昔から子供たちが管理した祭りで羽村では今でも点火をはじめ松飾り集めやまゆ玉つくりは子供たちの手によって行われる。
 
村の地名  天文5(1536)年(ねん)の資料に「羽村」の地名がでてくる。これが一番古い記録。長淵郷の、あるいは三田領の、いちばん東はじだったので「端村」といい、そこから「羽村」になったのでは…という。
 

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一斉に炎に包まれる  昔、悪魔や病気を村の入口で遮るため、塞神(さえのかみ・・・道祖神)を祭っていたが同じ場所で同じ小正月に行われた神送りの火祭り行事と一緒になり現在のどんど焼きの姿になった。焼かれるまゆ玉は米の粉を練って作られたものだが、戦前の羽村は養蚕が主な産業で、農家では正月の13日にまゆ玉を床の間に飾った後、どんど焼きの火で焼いて食べたという。燃え盛る火柱が多摩川に映り独特のどんど焼きを演出する松飾りはお正月の神様を迎える招ぎ代(おぎしろ)で神様はこの松の木を目当てに来ると信じられ、神を迎え入れる家の清浄を保つ為に注連縄をはった。これらを燃やして神を送るのだがその火で焼いた餅や団子を食べると災難を除く、若返る、文字上達などこの火を神聖視している。
 
成人の日   羽村堰下(℡42-555-0339東地区清水氏)
(羽村市羽中、JR青梅線・羽村))

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