ひの新撰組まつり

「ひの新選組まつり」は平成10年、市制35周年と土方歳三没後135周年を記念して、日野市のまち起こしの一環として始められたものだ。このまつりの原点は、それよりも10年前に行われた「ふるさと日野まつり」で、5月11日の歳三の命日に合わせ、毎年5月第2土・日曜日の2日間にわたり歳三の菩提寺である高幡不動尊をメイン会場として日野一小、日野宿本陣前、八坂神社など各地区で隊士コンテスト、新撰組パレードなど様々なイベントが行われる。

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2009年からメイン会場となった高幡不動尊会場  土方歳三の菩提寺でもある
コンテスト会場風景  白地に赤で誠と染め抜いた揃いの羽織を着た審査員と参加者席
コンテスト舞台  1分間、様々なパーフォーマンスを演じて自己PRに努める応募者
 
初日・開会式と隊士コンテスト  2009年から土方歳三の菩提寺であり、土方家が檀家筆頭格の家柄という高幡不動尊がメイン開場。高幡不動の駅に着くと参道の両側には「ひの新撰組まつり」の旗が立ち並び、「日野太鼓」が鳴り響いてまつりの雰囲気を高めている。山門をくぐって直ぐ左に土方歳三の銅像があり、その前に椅子が並べられ開会式を待っている。背に「誠」と大きな赤い字で染め抜いた羽織を着た来賓達が着席し、12時半に開会式が始まる。日野市まちおこし連絡協議会長、ひの新撰組まつり実行委員会長、日野市長、衆議院議員などの挨拶が続く。13時15分,五重塔内でコンテストが始まる。明日の新撰組パレードの隊士を選ぶイベントだ。各人が1分間、自己PRを行い9人の審査員にそれぞれの隊士の役柄を決めて貰おうというもの。北は北海道、南は佐賀県、京都、岡山などから参じた新撰組フアンが様々なパフォーマンスを演じる。中には会社を休んで参加したものも居て観客を笑わせる。五重塔の周りは沢山の模擬店で賑わっている。
 
2日目・新撰組パレード出陣前  呼び物のパレードが午前中に高幡不動で、午後、第一小学校から日野駅付近まで行われるというので、昼からの部を見学した。途中、八坂神社では剣道の奉納試合が、日野宿本陣では模擬店と抽選会などで賑わっている。第一小学校は駅から10分足らずの所だが東京にこんな広い運動場を持つ学校もあるのだと感心する。12時45分、揃いの薄紺の羽織を着た大勢のパレード参加者の前でパーフォーマンスが繰り広げられる。官軍と幕府軍の壮絶な戦いだ。互いに鉄砲を打ち合い、真剣で切り合い、バタバタと地面に倒れ伏し実戦さながら。その後は会津奴隊による、滑稽な面相、衣装と踊りにみんな大喜び。パーフォーマンスが終わると新撰組ゆかりの地メンバーの挨拶、歴代土方歳三役の自己紹介などがあって、いよいよ出陣だ。
 
官軍鉄砲隊「撃て!」の号令に幕府軍に
一斉射撃
 
突撃!に両軍の白兵戦 バタバタと倒れる
兵も多く実戦さながら。

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会津奴(やっこ)隊の踊り  滑稽な面相に衣装を着けた奴さん達が面白おかしく踊る
ひのっこ新撰組出陣  大勢の親達に見守られながら出陣するちびっ子たち
各番隊旗を翻し出陣  日野駅の方面に向かって総勢500人とか
各番隊それぞれ勝鬨を! 勝鬨を上げて勇ましく出陣する番隊
 
新撰組パレード出陣  大大鼓が打ち鳴らされる中、ひのっこ新撰組隊が大勢の親たちの前ではしゃぎながら進み、馬上の今年の土方歳三役が続く。その後から揃いの新撰組衣装を着た一番隊から十番隊までが、それぞれ勝鬨を上げて出発する。黒烏帽子に大名衣装を纏った会津藩主・松平容保公を先頭に進む会津奴隊、茨城玉造隊、新撰組流山隊、滝野川新撰組、蝦夷新撰組など各地の新撰組フアン隊、それに官軍隊や歳三恋人グループが加わって賑やかなパレードを盛り上げる。パレードは日野宿交流館、八坂神社を経ていなげ屋前で勝鬨を上げて午後2時過ぎに終了するが、駅付近では神輿も出て大勢の観客で賑わう。この2日間を通じて感じたのだが新撰組は、そのゆかりの地を中心に若い人にかなりの人気があるということだ。北海道から九州までそのフアンがこの日を待ちかねて参加することに驚いた。高幡不動と日野駅周辺とメインの会場が離れていて纏まりにくいのが難点だが、まつりの内容は充実していて興味をそそる。
 
新選組  江戸時代後期の幕末期に、主とし京都において、反幕府勢力弾圧・警察活動に従事したのち、旧幕府軍の一員として戊辰戦争を戦った軍事組織である。隊の規律維持のために厳しい局中法度を定め違反者に対し粛清を行ったことや、「誠」の一字の隊旗や袖口に山形の模様を染め抜いた独特の羽織でも知られる。新選組は、武士になることを宿願としており、目的達成のために武士に匹敵する活躍をしたため、特に現代の若者たちから幕末日本を象徴する存在とみなされ、根強い人気を誇る。新選組隊士らの墓参りをする女性ファンも多く、その人気は子母沢寛や司馬遼太郎らによる新選組をテーマにした数々の小説やTVドラマ・映画等の影響が大きい。
 
土方 歳三(1835―69)  幕末の新撰組副長。武蔵国多摩郡石田村(東京都日野市)に土方義諄の4男に生まれる。近藤勇とともに新選組の実権を握り副長となった。元治1年(1864)の池田屋事件、禁門の変などで近藤を助けて働いた。慶応4年(1868)4月に下総(千葉県)流山で近藤と別れ、以後、宇都宮、今市)、会津で官軍と戦った。仙台から榎本武揚の軍艦に同乗し、11月箱館五稜郭を占領し陸軍奉行並となった。明治2年5月11日、箱館一本木で戦死。年35。墓は日野市石田の石田寺にある。
 
 
 
5月第2土・日曜日   高幡不動尊ほか(℡  042-585-1111実行委員会)
           日野市高幡733(京王線、多摩モノレール・高幡不動

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