久富稲荷神社例大祭

昭和の初め頃は社殿奥の木にふくろうが住み着き、ふくろうの姿を見ると縁起が良いと、今でもふくろうお守りを出している久富稲荷は通常「新町稲荷神社」と呼ばれている。例大祭は10月の第1土・日曜日で土曜日の午前11時から祭典が執行され、午後8時に神輿の御霊入れが行なわれる。そして日曜日の午前9時過ぎから発興式となり、乾杯のあと先ず子供神輿が出御し、次いで大人御輿が宮出しされ駅前通りを進み氏子町会を巡行する。

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宮出しと町内渡御 駅前通りに面した赤い鳥居を皮切りに、狭いが綺麗に舗装された長い参道を進むと合計5つの赤い鳥居をくぐることになる。通常の鳥居をくぐったら拝殿が現れた。参道の片側は屋台がぎっしり並びその天井が頭をかすめる。9時過ぎに発興の儀式が始まり9時半には子供神輿が先ず宮出しされ、次いで手締めの後、神社神輿が担ぎ上げられる。大正期製作、台輪2.8尺の神輿だ。参道沿いの道を駅前通りまで進み、通りに出ると、先頭に猿田彦命、子供神輿、大勢の子供達に引かれた山車、神官そして高張り提灯に先導された宮神輿の順で巡行を始める。都市化によって氏戸数も激減したと思うが古い歴史を持つ神社だけに周辺住民が揃って祭りを大事に協力する光景は見ていて楽しく嬉しい。
 

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久富稲荷神社  鎮座は4百有余年。正確な資料はないが、江戸中期に編まれた「新編武蔵国風土記稿」に”新町村50戸の鎮守”と記され、参道の巨木(現在無し)の年輪から4百年以上は経ち、この地の五穀豊穣を祈念して建立されたと推察される。現在の社は、氏子の寄付により昭和6年に遷座祭りが行われ、その祭禮は、1週間に渡り執り行われ、今でも氏子の語り草になっているという。
 
山車を引く子供達と揃いの半纏を着た子供神輿  山車・子供御輿への子供参加が盛んだ。稲穂会(稲荷神社青年会)で揃いの半纏を8,000円で分けている。当日山車を引いた子供には沢山のお菓子を出しているとのことだが、それにしてもこんなに大勢の子供達が揃って参加するのは珍しい。
 
ふくろうの碑  昭和の中頃、当神社の境内にあった古木にふくろうが住み着いていた。夜になると暗い境内にふくろうの声が聞こえ、姿を確認することはなかなか出来なかった。参拝の際にふくろうの姿や鳴き声を聞くと「願いが叶った」という噂があり、そんな縁から神社ではふくろうのお守りを作ったという。
 
10月第1日曜日 久富稲荷神社(℡03-3425-9871
世田谷区新町2-17-1(東急田園都市線・桜新町駅)

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