火渡り祭

薬王院では毎年、山麓の自動車祈祷殿広場で平和、健康、安全を願い災厄を払うための火渡り祭を行う。火渡り祭は高尾山に修行する山伏の荒行の1つ。広場に作られた斎場には、四隅に青竹が立てられ、注連縄が張り巡らされていて、中央に火渡りに燃やす青い杉葉が、5メートル四方の広さに小高く積まれている。杉葉に点火されると、瞬く間に大きな焔を上げ始め、すさまじい火の勢いと、周りで唱える山伏たちの読経の迫力に見物人たちは圧倒される。火が静まると、まだ燃え残る熾火の上を山伏たちが傍の塩の山を踏んでから素足で渡り、講中の人と大勢の参加希望者がこれに続く。

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燃盛る青杉  猛烈な火勢に風下の観客は退避する。火に向って山伏全員が
経文の合唱、見るものを圧倒する光景である。山岳信仰と山岳修行が結び
ついたものを修験道というが、その修験者が山伏である。
 
導師入場  法螺貝を合図に導師が導かれ護摩壇が清められる。この後、大おのを振るい法弓を射て悪魔を払いのけ、護摩に火がつけられる。
 
 
火を渡る  火が収まり、導師に続き山伏達が火を渡る。信者、一般客はこの後だが長蛇の列を作って待っている。前方に見える塩の山は清めと焼けた足を冷やすため。
 

火をつける

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八王子の地名  平安時代、華厳菩薩という名僧が現在の元八王子に庵を建て牛頭天王とその8人の王子を祀って八王子権現と呼んだが、その後北条氏康の次男氏照が現在城山とよばれている山に築城し城内に八王子権現を祭ったことから八王子城とよばれ、それが八王子の地名の由来になった。

高尾の地名  薬王院有喜寺(高尾山にある寺院)の坊さんの話によると、高天ヶ原(タカマガハラ・神の國)に由来するという。高天ヶ原=富士山のことで、そこから連なる山なみのはしが高尾山。その様子がまるで尾のようなので、高天ヶ原の尾=高尾。
 
3月第2日曜日   高尾山薬王院(0426-61-1115
(八王子市高尾町2390、京王線・高尾山口)

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