堀切菖蒲まつり

堀切の花菖蒲は江戸名所の一つとして古くから知られており、その景観は安藤広重や歌川豊国らの錦絵の題材にもなった。菖蒲園は文化年間(1804~1817)当地の農民、伊左衛門によって栽培されたのが始まりと伝えられ、花の種類も約2百種6千株に及ぶ。花の見頃は、6月中旬で、特に早朝や雨の日にしっとりとぬれた花菖蒲は情緒がある。堀切葛飾菖蒲まつりの期間中は地元住民・商店街・行政等による運営協議会によって、パレードなどのイベントが行われる。

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堀切菖蒲園 手入れの行き届いた松、槙、それにつつじなどの木々に囲まれ整った雰囲気に包まれている。さすが江戸時代から名所として知られた菖蒲園だ。各花菖蒲の前には名前札が立ててあり江戸系のほか肥後系伊勢系が目立つ。京成本線堀切菖蒲園駅の南西500mほど(徒歩約10分)綾瀬川沿いに位置し、葛飾区所管の植物園だ。敷地面積約7700平方メートル、花菖蒲は200種6千株と全国の花菖蒲愛好家にも評判の高い公園で、多くの江戸花菖蒲が観賞でき、開花時期には、江戸の昔から「菖蒲なら堀切」と語りつがれた見事な花が咲く。
 
葵形(江戸)
 
酔美人(江戸)
 
御所遊(江戸)
 
猿踊り
 
葦の浮舟(肥後)
 
蛇の目の傘(江戸)
 
小桜姫
 
長良川(江戸)
 
沖津白波

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花菖蒲  大正時代から昭和の初期に肥後系(熊本花菖蒲)や伊勢花菖蒲が一般に知られるようになるまでは、単に花菖蒲と呼べば江戸花菖蒲を指した。花菖蒲は花が大きいことや,色は紫(青紫,赤紫)や白が多いので,比較的容易に見分けられる。アヤメの仲間(植物学上ではアヤメ科アヤメ属)で、世界で200種類が知られており、これら自生種から園芸化されたものも多く、日本ではその代表が花菖蒲だ。「いずれがあやめかきつばた」という言葉があるように、区別の難しいアヤメ、ハナショウブ、カキツバタの違いは、花びらの基のところに、花菖蒲は黄色、カキツバタは白、アヤメは網目状の模様が、それぞれあることで区別できる。五月の節句の菖蒲湯に使われる菖蒲はサトイモ科のショウブで、その葉姿がアヤメに似ていることや、古い時代「あやめ」や「あやめ草」と呼ばれていたこともあり、昔からしばしば混同されて来た。葉や根茎に芳香があり、「菖蒲湯」や、「菖蒲葺き」、「菖蒲酒」など、古くから邪気をはらう植物として使われて来た。
 
堀切菖蒲園見学記  菖蒲園の開園は通常は9時だが「まつり」の期間中は午前8時というので朝早く家を出た。駅名が「堀切菖蒲園」なので何となく緑の多い駅周辺を想像していたのだが、その予想は全く裏切られた。通常の駅前と全く同様で賑やかな商店街が続いている。江戸の昔、錦絵にもなったということだが、こんな遠隔の地に江戸の人々はどうやって花菖蒲の見学に来たのだろうかと不思議に思う。菖蒲園まではほぼ一本道だが、右に左にうねっていて、かっての田圃道を連想させる。暫く待って開門と同時に一番で入園した。園内はさほど広いという感じは無いのだが周りは手入れの行き届いた松、槙、それにつつじその他の木々に囲まれて整った雰囲気に包まれている。通路も整備されていて年寄りでも安心して回れる。さすが江戸時代から名所として知られた菖蒲園だ。各花菖蒲の前には名前札が立ててあり江戸系のほか肥後系伊勢系が目立つ。色や形の違いは分かるが数が多いので素人の我々には頭に入らない。早朝の曇り日、絶好の撮影コンデイシヨンとあってカメラマンが思い思いに美しい花を選択して撮っている。関東地方もいよいよ梅雨入りとなったが、この美しい花々の色がますます冴えて訪れる人を喜ばすことだろう。
 
6月初旬~20日頃  堀切菖蒲園(℡0336975237公園管理事務所)
葛飾区堀切2-19―1(京成線・堀切菖蒲園)
 
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