奉納わらじ

2008年10月26日、浅草観音本堂再建50周年を記念して第7回目の「大わらじ奉納」が行われた。大わらじ奉納は昭和16年1月23日、山形県村山市楯岡出身の衆議院議員、故松岡俊三氏が提唱し奔走した雪害問題が政治的に解決し、その御礼と日支事変の戦勝祈願を兼ねて、氏が深く信仰していた浅草寺に「護国の大わらじ」として奉納したことがその始りだ。浅草寺は昭和20年3月に大空襲をうけたが復興再建された際に山形出身の彫刻家・村岡久作氏が宝蔵門の仁王尊を彫刻した記念に昭和39年4月に第2回目の奉納をした。山形県村山市はその後、昭和47年3月、昭和53年10月、昭和63年10月とほぼ10年周期で奉納を重ねている。この縁で台東区と村山市は2008年10月から友好都市としての提携を行うこととなった。

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大わらじ奉納風景  本堂落慶50周年記念大開帳で、境内は本堂から宝蔵門まで何列もの参詣者の列が出来て普段以上の混雑ぶりだ。10年に1度の大わらじ奉納を見たいと、宝蔵門の周りは1時間も前から幾重もの人垣が出来上がった。午後1時少し前、仲見世通りから「奉納浅草寺大草鞋」と墨書された大きな幟旗が、後に大草鞋を従えて近づいて来る。神輿のように村山市民に担がれた2つの大草鞋は宝蔵門をくぐると左右に分かれて門の飾り壁面前に置かれ、無事運ばれたことを祝い全員諸手を高々と揚げて万歳を叫ぶ。参道中央に設けられた式場に管主以下が入場して法要が始まる。終わって感謝状の授与、管主、村山市長、台東区長、観光協会会長の挨拶があり管主以下が退場すると大草履はクレーンで吊り上げられる。作業台に乗った身軽な若衆によって位置の調整や固定作業が行われて大草鞋奉納行事は終わる。村山市民は今回この行事に8両編成の新幹線、バス15台を借り切って800名が参加したという。
 
日本農業新聞ニュース  東京都台東区の観光名所、浅草寺の宝蔵門に奉納されている大わらじを10年ぶりに新造するため、山形県村山市楯岡荒町の住民組織「大わらじ製作実行委員会」は24日、わらじ材料になる稲の田植えを始めた。今後、9月の稲刈りの後、来年1月からわらじを編み、10月に奉納する予定。この日は150人が集まって田植え式を開き、豊作を祈願してから12アールの水田で作業に取り掛かった。品種は草丈が長い「合川1号」。栽培管理する柴崎仁左衛門さん(59)は「きちんと収穫できるように管理をし、良質の稲わらにしたい」と意気込んでいた。
 
大草鞋のサイズ  幅1.5M、長さ4.5M、重さ(片方)約500kg 緒縄の長さ10Mで、制作に関わる人員は、合川(あいかわ)1号という通常より長い稲を、田植え、稲刈り、脱穀・格納、制作、食事作り等、楯岡荒町地区延べ約800名が2月初めからで、村山市役所に3月11日から展示された。左右にかかげたわらじは、それぞれ、男わらじ、女わらじとなっている。
 
仲見世通りから幟旗が現れる。後に大わらじが。
大わらじがお神輿のように担がれて
バンザイ!バンザイ!無事運んだぞ!
式場となった宝蔵門参道で法要
クレーンで吊り上げられる
作業完了、宝蔵門壁面に飾られた大わらじ
左右の大わらじが飾られ大勢の見物客で賑わう宝蔵門
 
10月26日   浅草寺(℡03-3842-0181
              台東区浅草2-3-1(地下鉄、東武伊勢崎線・浅草)

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