風祭り

「二百十日」は立春から数えて210目で9月1日頃にあたり、台風の襲来が最も多い時期で厄日とされている。この時期に風害にあっては大変なので、収穫前の稲や取入れを控えた農作物を風害から守るため様々な防風祈願を行う。「風祭り」はそうした農民の暴風雨に対する自衛手段で全国的に広く行われているが、東京でも稲城市百村に今なお毎年この日に風祭りが催されている。以前は、竪神社の社前に風除けのお札を挟んだ竹笹を何本も立て並べ、拝殿で風除けの祈願をしてから、お札を挟んだ竹笹を持って四方の村境の田圃の中に立てる行事が行われたが、都市化で周辺には田圃も無くなって何時しかこの行事は廃れ祭典だけが行われている。

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竪神社社殿前で 二百十日頃は中稲(なかて)の花盛りであり、二百二十日頃は晩稲(おくて)の花盛りにあたるため防風祈願が行われる。氏子は揃いの羽織を着て先ず社前でお祓いを受けてから拝殿の祭典に臨む。

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竪神社  竪神社は雷神を祀る神社。地域の安寧、五穀豊穣を願い宝暦14年(1764)に建立された。神社の中には江戸時代の高札(掟などを知らせる板札)などが保存されている。年中行事としては元旦祭、豊作を祈る風祭、秋に例大祭などがある。

稲城の地名  明治22年、東長沼・矢野口・大丸・百村・坂浜・平尾の六か村は、町村制の公布に伴う町村統合によって一つの村となり、「稲城村」が誕生した。この地が鎌倉時代に稲毛氏の所領であったことから当初「稲毛村」の名称が選ばれが許可が得られず、宇義の通じる「稲城村」と命名したという。矢野口・東長沼・大丸の地に砦(小沢城・長沼城・大丸城)があったという歴史的な事実と、この地が稲の産地であり、昔からよい米がとれたということが考慮されたようだ。

9月1日   竪神社(042-377-0055穴沢天神社)
(稲城市百村、京王相模原線・稲城)

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