古札奉焼祭(どんど焼き)

当宮では小正月の1月15日(第2日曜日)に、参拝者が納めた古いお札やお守り・注連縄などを、四方、注連縄を張り巡らした奉焼斎場にうずたかく積み上げ、祝詞奏上、玉串奉奠の神事のあと点火する。火種は祭壇に灯されていた蝋燭の火で、おがくずにつけられ、大きく燃え上がる。参詣者は燃え盛る浄火の前でこの火にあたると風邪を引かないと暖をとり或は授与された餅を焼いて一年の感謝と除災を祈る。

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昨年のお札、門松などを斎場に納める
神事開始前に神官が小さな御幣を立てる  
祭壇に灯された蝋燭で点火する
午前9時、奉焼祭が始まり、一拝、修祓、献饌、祝詞奏上、玉串奉奠、撤饌 、一拝と儀式は進む
火が燃え上がると周りには神社で用意された餅焼き竿を持った人たちと、1年風邪を引かないようにと火にあたる人々が取り囲む。
 
荻窪八幡神社  青梅街道から一歩境内へ入ると 車の音も遠ざかり、鳥の声が聞こえて来る。寛平年間(約 1100年前)に創祀されたものと伝えられ、鎮守府将軍・源頼義が奥州東征の途次此処に宿陣し、戦捷を祈願、後、康平5年凱旋するにあたって盛大な祭を行い武将を駐めて永く祀らせたという。文明9年、大田道灌が石神井城を攻略するにあたり軍神祭を行い、社前に「槙樹」1株を植栽した。これが今なお社頭に聳える「道灌槙」だ。村人の尊崇篤く、数度の造営を経て現在 に至る。
 
甘酒と餅の授与所は長い行列が出来て、境内のあちこちで参詣者たちが熱い甘酒で冷えた体を温めている。

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どんど焼    小正月に行われる火祭りの神事で一年間神棚に祀ったお札を神社に返しお焚き上げする行事で左義長とも云われる。正月に使った門松やしめ縄、お守り、破魔矢、祈願成就した「だるま」などを持ち寄って焼き、その火にあたったり、餅を焼いて食べて無病息災を願うもので正月に迎えた神を送る日本の伝統的な行事だ。火の爆ぜる音や火勢を形容するどんど・どんどんなどと言う言葉の連想から「とうどやとうど」という囃子言葉がなまったものとも、「尊や尊」(とうどやとうど)が変じたものともいわれる。 豪快に上がった火の中に書初めを投じで、高く舞い上がると上達するなどといわれる。火力がすこし弱まった頃を見はからって篠竹などの先に餅を刺して焼く。また、どんど焼きの燃えさしは魔除けになるといわれ、家に持ちかえり、門口に立てておく。
 
古札奉焼祭を参観して  参道の右側にコンクリート製お焚き上げ斎場があり、神官が古札の山の一番上に小さな御幣を立て、午前9時、奉焼祭が始まる。一拝、修祓、献饌、祝詞奏上、玉串奉奠、撤饌 、一拝と儀式は進み、神官は祭壇に灯された2本の蝋燭を持ち古札の山に点火する。火が燃え上がと甘酒と餅2つが参詣者に振舞われ火の周りには神社で用意された餅焼き竿を持った人たちと、1年風邪を引かないようにと火にあたる人々が取り囲む。甘酒と餅の授与所は長い行列で、境内のあちこちで参詣者たちが熱い甘酒で冷えた体を温めている。正月3が日、各神社では随時このお焚き上げを行っているが、昔ながらの小正月にあわせ神事として「どんど焼き」を行う神社は最近では少ないのではないかと思う。正月に行われる神事としての日本の伝統行事の一つをここでも見ることが出来てあらためて嬉しく感じた。
 
 
 
1月第2日曜日   荻窪八幡神社(℡03-3390-1325
杉並区上荻4-19-2(JR荻窪、バス→荻窪警察署前)

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