七つの石鳥居くぐり

彼岸とは生死の境を岸として煩悩の此岸を離れて解脱の悟境である彼岸に至るという意味だが、何時の頃からか彼岸の中日に七つの石鳥居をくぐって米粒と賽銭を供えると中風を患わないという信仰が生まれ、七つの石鳥居をもつ品川神社を訪れる人が多い。当神社でも当日に限って「中風除けの護符」を授与している。平出鏗二郎の「東京風俗志」によれば「諸社の石鳥居を七処くぐり、七度に及べば長病することなくして、死に得べしとて令老名なる人にはいと真面目に行うもあるも笑うべし」と述べられており、明治30年代頃の東京では盛んだったという。

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お賽銭を置く参詣人  七つの石鳥居を「8」の字にくぐって米粒と賽銭を
置いてゆくのが昔からのお参りの仕方という。 七つの石鳥居それぞれにお賽銭が供えられていた。彼岸の中日というのに雨が降って寒く、訪れる人も僅かで、境内は閑散としたものだった
 
品川神社拝殿  拝殿前には「中風除の参詣日」の看板が立っている。中風とは古くは風気に傷つけられたものの意で風邪の一症、今では一般的には脳出血後に残る麻痺状態をいう。

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川の地名  目黒川を昔は品河と言っていたことから始まった説、近接する高輪に対して、岬や山、谷があって品よき地形から品ヶ輪と言っていたという説、鎧に使う品革の染色職人がいたからと言う説、上無川(神奈川の語源)に対して下無川(しもなしわ)が略されて品川になったとする説など諸説あり。

彼岸の中日   品川神社(03-3474-5575
(品川区北品川3-7-15、京浜急行・新馬場)
 

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