小沢の式三番

都と文化庁の無形文化財、古式能「小沢の式三番」が、伊勢清峯神社の祭礼に奉納される。地区の若者たちによって、古式ゆたかに伝承されているもので、出演前、式三番役割の12名全員が秋川で身を清め、午後9時から開演する。「翁」の謡で始まり「千歳」が受け、次いで面をかぶった翁の「四方固め」「雨だれびょうし」が舞われ、丈と千歳の問答の後、黒き丈の「鈴の舞」で式三番は終了する。小沢では古くから慣習として、式三番を演じる者は未婚の長男に限られ、別飼(食事に関するすべてのことを女性の手を借りず自分でやること)を行っていた。すべてが神につかえ、神とともに舞う気分を濃くあらわした厳かな芸能だ。

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翁の舞  式三番は翁、丈、(尉)千歳、の三役と面さばき、太鼓、大鼓、笛が各一人、小鼓、地謡が各二人で構成されている。開演演直前、北秋川で身を清め、塩花でお祓いをし、舞台では「清杯の式」を行って舞い始める。練習は師匠がつき祭日の1ヶ月前から。中世の中頃から存在し、明和7年(1770)に復活し現在に至っている。
 
翁の面を捧げ持つ千歳  開始直後の場面でここから小沢の式三番は始まる。
 
千歳の段  千歳の四方固めの地の鼓で四方を固め、中央で露を切り扇を返して舞い納める
 

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面さばき 千歳の段の間に翁は面さばきに面をつけてもらう。
 
翁の舞  面を被った翁は鼓に合わせ「四方固め」「雨だれびょうし」を舞う。
丈の舞  翁の舞が終ると舞台正面に後ろ向きに座っていた丈が立ち上がり激しく舞う。
 
小沢の式三番の縁起  詳細は明らかではないが、中世の頃から存在し、約三百年前に一度中断していたものを明和七年(1770)頃に復活した。それぞれの役割は祭日の一ヶ月前から、師匠がついて練習が行われる。
 
 
桧原の地名  (1)桧が良く生育する場所の意、 (2)日当たりの良い土地の意、(3)桧原の領主平山氏は、日野を根拠地とする日奉一族の一つであったことによるという説などがある。
 
9月第1土曜日   伊勢清峯神社(℡042-598-1011、桧原村地域活性課)
 (桧原村3783、小沢コミュニテイセンター、JR五日市線・五日市→バス・宮ヶ谷戸)

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