桜神宮大祭

桜神宮は明治15年に創立された古式神道の神社で病気治癒、火伏せの神徳、災難よけなどには特に効き目があるとして厚い信仰を寄せられている。春の大祭に火渡り・釜鳴りの神事が行われる神社として知られ、12時30分より拝殿で厳粛な秘事「釜鳴り神事」が始まり、引き続き1時30分より大祭儀式、そして3時より拝殿右の境内に四隅を忌竹で囲まれた祭場で「火渡り神事」 が行われる。これ等の神事は一連の行事として連続して執行され崇敬会の人たちが熱心に参加する。

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釜鳴りの神事(記事のみ)   釜鳴りの神事(御動事御供式)が東京で今なお行なわれているのは御田八幡だけで大変貴重な伝統行事だ。それ故、是非写真を撮りたいと前もって申出て許可を頂いたので、当日、拝殿に上がり撮影することが出来たが、神宮の秘事神事なので撮影だけで公開はしないで欲しいと写真の掲載は止められた。このページに写真の掲載は差し控え記事による説明だけにしたが、およその感じは1月「釜鳴り神事(御田八幡神社)」を参照頂きたい。神前に釜が据えられ、その上に上部の周りを注連縄で飾られ釜の蓋で閉められたビヤ樽状の器が載っている。釜の中に米を入れて炊き、火打ち石祓い、金木祓い、手印など神事を行い、 祭主が神言を奏上し崇敬会の人たちが唱和するうちに湯煙が立ち始め神官が「エイッ」と気合を入れると釜が「ウォーン」と鳴りはじめる。この間約5分くらいか。 心身の罪穢れを清めるとともに、吉凶占いもできるというもので 神事終了後は参拝者が釜湯を口にして、飲むことによって神徳にあずかり、健康成就や幸福を招くといわれている。
 
大祭儀式  釜鳴りの神事が終わると暫くして大大鼓が3度鳴り響き3度目に笙や笛の音と共に祭主、副祭主他7人の神官が拝殿に入場する。祭主、副祭主が拝殿の1段高い所にある本殿に上り大祭儀式が始まる。通常の神社祭礼では見たことが無い幾つかのことが印象的だった。
 
四拝八拍手 で一般に神社参拝作法は二拝、二拍手、一拝であるが、ここでは四拝八拍手一拝とされている。四拝八拍手を現在用いているのは、伊勢の神宮と本教だけである。
 
火打ち石祓い  鉄と石で火を起こし、その切り火によって不浄を清めるものである。
 
金木祓い 神社で使われている祓串の小型のもので右手で金木を持ち、八方位を八回ずつ計六四回祓う。次に「掛巻き」というウズの巻き取りの動きをする。これは右手で右回転に八回中心点に向かって回す。左手に持ち替えて左回転で同様に。再び右手にて右回りに八回巻き取り、最後に゛バサッ゛と左方に祓う。
 
神饌  神前に供える小豆飯、魚、野菜、果物などの供物を10個位の三方に載せ7人の神官が手渡しで1段高い所にある神前に供える儀式は珍しかった。魚は未だ生きていて口をパクパクさせていて信者達も驚いていた。 
 
祭主による火打ち石祓い  
大祭儀式が始まる 
崇敬会の人たちによる神言唱和
神官により火打ち石祓い、金木祓いで火渡り祭場のお祓いが行われる
最初は神官が渡る
 

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崇敬会の人達がお祓いを受けお札を押し頂きながら火渡りを始める。
神官に支えられながら
 
火渡りの神事 「火渡り」は鎮火式とも呼ばれ、春の大祭に行われる。四隅を忌竹で囲い、その中に6メートルほどの炭の道を作り、炭に火をつけお祓いをして塩で清めた後、秘儀を行い、炭火のうえを素足で渡るものだ。大祭儀式進行中、拝殿右の境内で火渡り神事の準備が行われ神官により火打ち石祓い、金木祓いで火渡り祭場のお祓いが行われ、儀式が終わると拝殿右の階段から崇敬会の人たちが降りて来て裸足になって並び順番を待つ。最初は神官が渡り、次いで信者達がお祓いを受けお札を押し頂きながら火渡りを始める。全員が終わると周辺の住民や子供達も次々に渡り 火渡りの神事は終了する。
 
桜神宮  桜神宮は明治15年、伊勢神宮の筆頭祢宜であった芳村正秉氏が、教派神道13派のうちの一派、古式神道神習教本祠として明治16年に東京・神田に創建し大正8年からは世田谷の現在地へ移った。
 
4月9日   桜神宮(℡03-3429-0869)  
              世田谷区桜町321-3(東急新玉川線・桜新町)
 

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