千鳥ヶ淵、多摩湖、上野公園、小金井公園の「桜まつり」

花を観賞する文化は奈良時代に中国から伝わったが花見といえば、桜となったのは平安時代に入ってからだ。宮廷貴族達は花の下で舞や歌会を楽しんだが、花より団子的な風潮へと変わるのは豊臣秀吉の吉野・醍醐の花見辺りからで、江戸時代に入ると花見は広く庶民まで浸透し、今日のように食べたり飲んだり歌ったり踊ったりとなった。江戸が人口100万にも及ぶ大都市になった元禄の頃、上野の山で行うようになったのがそのルーツと言われている。以来花見は庶民にとっても年に1度の心待たれる大行事となり桜の名所は花見客で賑わう。

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千鳥が淵の桜  現在、東京の桜は靖国神社の染井吉野が開花予想の基準となっているが、近くの千鳥が淵では染井吉野をはじめとする無数の桜がお堀の水面に映えて美しい。桜の下には遊歩道が敷かれて東京の花見には絶好のスポットとなり、シーズンになると大勢の観光客が訪れ、地下鉄から地上に出るのにかなりの混雑となる。染井吉野は染井の植木屋によって売り出されて有名になったもので、その名の由来となった染井霊園には岡倉天心や二葉亭四迷の墓がある。
 
多摩湖の桜、富士山と丹沢山塊 狭山丘陵は江戸時代から景勝地として知られていたが、東京市は村山貯水池周辺の自然公園化を計画して桜を植えたので昭和10年代には既に花見の名所となった。その後、戦争の激化で丘陵は荒廃したが、桜の植樹を進めた結果、現在では東京屈指の桜の名所となった。桜の時期には富士山がくっきりと見え、給水塔の右上には雪を被ったは丹沢山塊の連山がかすかに望める。
 

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上野公園の桜  上野が花の名所として市民に愛され、行楽として花見に出かけるようになったのは承応期(1652~54)からで元禄期になると「花の雲、鐘は上野か浅草か」と芭蕉の句に詠まれたように上野は桜の名所として、江戸っ子自慢の種となった。江戸市民が揃って上野の山に花見に繰り出すのを「お揃い」と言い、新調した羽織小袖を木陰に掛け並べて幕の代わりにしたものを「小袖幕」といった。この小袖幕を張りめぐらせて毛氈を敷き、その上に座って酒を飲んだりご馳走を食べたりしながら花見を楽しんだ。現在の上野公園はとくに夜桜見物が盛んで、勤め帰りのサラリーマンや昼間のうちに場所を確保した人々で賑わう。
 
小金井公園(旧光華殿前)の桜  車社会の出現で江戸随一といわれた小金井の桜が滅び代わりに小金井公園が桜の名所として知られるようになった。77ヘクタールあるこの公園の前身は昭和15年に紀元2600年記念事業として着工した小金井大緑地だ。広大な園内にソメイヨシノ、八重桜、山桜など52種類、約1800本が4月初めから5月初めにかけて次々に花をつけて花見客の目を楽しませる。昭和29年、公園が開かれた時に植えられたもので、公園の中心部に纏めて植えられているので花見時は見事で人出も一日3万人を越える。
 
上野公園(℡03-5246-1111台東区役所観光課)
(台東区上野公園、JR、京成線、地下鉄銀座線・上野駅)

小金井公園(℡042-385-5611)

(小金井市関野町、JR小金井駅→バス、西武線・花小金井駅)
 
 
3月下旬~4月上旬   千鳥が淵(℡03-3264-0151千代田区観光協会)
(千代田区九段南、地下鉄東西線・九段下)
多摩湖(℡042-393-5111東村山市役所)
(東村山市多摩湖町、西武新宿線・西武遊園地)

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