白萩まつり

大悲願寺は9月中旬から10月上旬に白い花を咲かせる「白萩」の名所として有名だ。仙台藩主伊達正宗が鮎漁に来てこの寺を訪れた際、境内に見事に咲いていた白萩にほれ込み、仙台に戻った後、寺あてに萩を所望する書簡「白萩文書(東京都有形文化財)」を送ったという逸話がある。当山15世秀雄は伊達政宗の舎弟で、この縁で政宗が訪れたと言われ「政宗公実記」により、その年次は元和9年(1623)と推定されている。昭和47年(1972)、あきる野市合併前の旧五日市町で全国健康都市会議が開かれた際、この逸話から議長の仙台市長に白萩を贈呈した。仙台市からは、政宗ゆかりの市の銘木である臥竜梅が贈られ当寺に植えられた。

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大悲願寺  かつては末寺32を有した大悲願寺は約1400年の昔、聖徳太子が全国行脚の際にこの地に一宇の草堂を建てたのが当山の起原といわれ、現在も寺の背後の山頂には、「草堂の入」と言う地名が残っている。史実によれば、建久2年(1191)源頼朝の命により、京都醍醐寺澄秀僧正を開山として平山季重が建立した。正平9年(1354)には鎌倉公坊足利基氏、氏満より寺領20石を賜り、明治維新まで受け継がれた。「大悲願寺お砂踏霊場」は、お参りすれば四国八十八ヶ所霊場を巡ったのと同じ御利益があると言われている。
 
観音堂と極楽図  白壁を両袖にした寛文9年(1669)建立の仁王門をくぐると樹齢5百年を越える大杉に囲まれた境内正面に極楽、地獄のみごとな彫刻をほどこした無畏閣が建ち、堂内には国指定重要文化財、阿弥陀如来三尊像が安置されている。
 
本堂を中心にして周辺に咲き広がる見事な白萩の群生
1つ1つを見るととても可憐な花だ
 
萩(ハギ) マメ科ハギ属。夏から秋にかけて赤紫色(まれに白色)のチョウのかたちの花をつける落葉低木または基部が木質の草本の総称。葉の形は楕円で小葉が3つつく。 アジア東北部に分布。 秋の七草。万葉集では植物の中で一番多くうたわれている。
 
白萩を訪ねて  五日市線武蔵増戸の駅を降り、踏切を渡って「森の下」交差点を左折し線路に沿って武蔵五日市方面に歩くこと約15分、時々通り過ぎる車以外に道行く人も無く少しの心細さを感じる頃、大悲願寺に着く。3連休後の平日のせいか、あるいは天気予報があまり良くなかったせいか、境内には誰一人姿が無い。白い花が対象なので雨か曇り空を期待していたのだが、写真を撮り始める頃になって真夏の陽が差して来て、反射の大きい群生の「白」をうまく浮き出させることが出来ない。とやかくしているうちに、ハイキンググループや車利用の夫婦連れ何組かが訪れ来て説明板を読んだり記念写真を撮ったりで少し賑やかになって来た。家を出る時は寒いかなと思った半袖だったが、往復とも結構汗をかきのんびりしたカメラハイキングの1日になった。
 
9月中旬~10月上旬   大悲願寺(℡042-596-0141
              あきる野市横沢134(JR五日市線・武蔵増戸)

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