凧市

京都伏見の稲荷神社の祭神が、711年2月初午の日に降臨したといわれるところから、当日が稲荷神社の祭日となった。関東の稲荷総社の格式を持つ当社では、初午と二ノ午に「火防御守護」と印した奴凧の御守を授与するが、凧は風を切って空に舞いあがることから、火事で一番恐ろしい風を絶ち切って欲しいという願いになり、火事を防ぐお守りになったと言われる。江戸は火事が多かったので火事を恐れる江戸市民には火伏せのお守りは人気があった。これにちなんで、境内では奴凧をはじめ武者絵凧など、さまざまな縁起凧を商う市が立ち東京の名物となっている。

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様々な凧が売られる市が立つ  境内には奴凧をはじめ武者絵や字凧など大小の凧を売る店が軒を並べる。
 
混み合う神前   「火防守護の凧守」は、江戸中期から二月の初午に授与されるようになり、これを祀ると火難を免れ、息災繁昌すると社頭は大賑い。稲荷神社は稲作の守り神として全国的に信仰されるが、とくに王子稲荷の初午には昔から人出が多いので有名。

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郷土玩具として人気のある神社で授けられる火伏せの「奴凧」神社では火伏せの奴凧が授与されるが、奴凧は武士に威張られている江戸市民の反骨精神から生まれた凧で、武士に虐げられている奴を空に揚げて武士を見下ろして溜飲を下げようとしたものだ。
 
 
 
 
北の由来 区名案には、飛鳥・赤羽・東北・城北・京北などがあったが、結局「区の位置を明確にする名前が良いということで北区に落ち着いた。
 
岸の由来 かつて江戸湾が入り込んでいた当時このあたりは海岸だったので岸村の名が起った。
 
初午の日   王子稲荷神社(℡03-3907-3032
      (北区岸町1-12-26、JR王子)

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