誕生八幡神社例大祭

落語「目黒のサンマ」に因み毎年行われる「サンマ祭り」の会場となる誕生八幡神社、八幡神社は全国に数多いが「誕生」と名がつくのはこの神社だけだ。例大祭式典は毎年10月第1土曜日午前11時から行われ、午後には山車と子供神輿が出御する。子供神輿は日曜日にも大人神輿の宮出しに先立って出される。大人神輿の宮出しは日曜日の午後2時で、交通の激しい目黒通りの片側を交通止めにして賑やかに町内を渡御する。両日とも午後5時からお楽しみ広場が開催される。

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誕生八幡神社   「誕生八幡宮」として『江戸名所図会』にも「文明の頃、筑前宇美の地より勧請す」と紹介されている神社で、文明年間(146987)、太田道灌が夫人の安産を祈願してこの地に宇美八幡宮を勧請し、無事男子をもうけることができたので、その名が付いたといわれる。 本殿に向かって右側の木は幹回りが3・25㍍、高さが14.5㍍、左は幹回り2.71㍍、高さ11.5㍍で、樹齢は共に250年〜300年と推定されている。3度の移植にもめげず旺盛な樹勢を誇り、区指定の天然記念物になっている。
 
3本締めの後、神輿は高く差し上げられる。いよいよ宮出しだ。
交通の激しい目黒通りを練って行く神社神輿。
手締め。「誕生八幡」の赤い大きな背文字が鮮やか
神社はビルに挟まれたこんな高い所に
 
誕生八幡神社の宮出し風景  交通の激しい目黒通りを行くと間もなく、ビルとビルの間に挟まれて誕生八幡神社が鎮座している。参道は階段、境内は狭いため神輿は通りで宮出しを待ち、大祭本部や担ぎ手接待のテントなど、すべては鳥居前歩道と目黒通り片側車線を使って行うことになる。午後1時半、西口町会神輿が到着、鳥居前は黒山の人だかり。ビール、ジュース、お握り、焼き鳥などの馳走になり、暫しの休憩をとって西口町会神輿は元気良く出てゆく。こんどは可愛い少女が叩く山車太鼓と子供神輿の到着だ。置き場所が無いため子供神輿は解体され、山車とともに神社に担ぎ上げられる。そして鮮やかな大きな赤文字「誕生八幡」を背中に背負った担ぎ手が神輿周りに集まる。時は午後2時、いよいよ神社神輿の宮出しだ。神輿は2尺弱と小振りだが、担ぎ手たちは元気一杯、拍子木にあわせて3本締め、そして神輿を高く差し上げた後目黒大通りを練ってゆく。ここでは、神幸行列は無く随行するものは何も無い。神社神輿だけだ。神社境内という場所が無く総てが交通の激しい大通りで行われるためか、何となくせわしく落ち着かない宮出しだ。
 
落語「目黒のさんま」あらすじ  低級な魚を無造作に食べると美味く、丁寧に調理すると不味くなるという滑稽噺。ある江戸の殿様が目黒まで遠乗りに出た際、供が弁当を忘れた。殿様一同腹をすかせているところに嗅いだことのない旨そうな匂いが漂ってきた。殿様の問いに、供は庶民の食べる下衆魚「さんま」を焼く匂いで、殿の口に合う物ではないと答える。殿様は「こんなときにそんなことを言っていられるか! さんまを持ってこい!と言い、供にさんまを持ってこさせた。食べてみると非常に美味しく、殿様はさんまが大好きになった。ある日、殿様の親族の集会で好きなものが食べられるというので、殿様はさんまを所望した。さんまなど置いていないので急いでさんまを買って来たが、さんまを焼くと脂が多く出て体に悪いということで脂をすっかり抜き、骨がのどに刺さるといけないと骨を一本一本抜くと、さんまはグズグズになってしまった。こんな形では出せないので、椀の中に入れて出したが、そのさんまがまずいので殿様は「いずれで求めた?」と聞く。「はい、日本橋魚河岸で求めてまいりました」「ううむ。それはいかん。さんまは目黒に限る
 
目黒のサンマ祭り  毎年9月中旬。会場:誕生八幡神社とその周辺、古典落語「目黒のさんま」にちなんだ催しで、5000匹のサンマを炭火焼きと生で無料配布する。目黒駅前は、サンマの焼けるにおいに誘われて、例年1万5000人を超える人出で賑わう。サンマは岩手県の宮古港から、サンマに欠かせないスダチは徳島県神山町からそれぞれ直送のもの。会場では、入場無料の「目黒のさんま寄席」も同時開催。もちろん落語「目黒のさんま」も披露する。
 
10月第1日曜日   誕生八幡神社(℡03-3446-8666
              品川区上大崎2-13-36(JR・目黒)

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