天狗道中

道了尊の別名を持つ下北沢真龍寺で、毎年節分の日に天狗道中と呼ばれる巡錫が行われている。午後1時、山車に載せた巨大天狗面を先頭に寺を出発、導師、大天狗、小天狗、山伏と続き、裃を着た年男がしんがりをつとめて家内安全、商売繁盛、平和浄化を祈念して下北沢の町を練り歩く。途中数箇所で「福は内」を3唱して豆をまくが、「鬼は外」とは決して言わない。福が内に満ちれば鬼は自然に退散するといういわれがあるからだ。沿道は、口広の袋を持った観衆が福豆を受け取ろうと大賑わいとなる。天狗は真龍寺の本尊十一面観世音の一面として現世の苦しみを救うと信じられている。

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大天狗面を先頭に  毎年、節分に120人以上の大行列が繰り広げられる。昔は天狗になる者は、山に入って修行をしなければならなかった。天狗の鼻が高いのは商売の繁盛を伸ばし、杖は心の魔心を払いのけ、葉うちわは四海平等、1本歯の高下駄は苦難を踏み越える勇気を象徴したものといわれる。
 
豆まき 大天狗、烏天狗、年男たちは「福は内」を三唱して豆をまくが、「鬼は外」とは言わない。福が内に満ちれば鬼は自然に退散するといういわれからだ。
 
町を練る天狗行列  真龍寺は巨大な鉄下駄で知られる小田原の道了尊、大雄山最乗寺の分院で節分の巡錫なども最乗寺の伝統を守っている。

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北沢の地名  古くは代田あたりを含むこの一帯が北沢とよばれていたらしい。世田谷のうち北にある沢ということから来た名前らしいが、真偽は不明。

 
世田谷の地名  古くは平安時代の文献にも見える名。この近辺は往時勢田郷という村落で、その勢田のうちの谷地であったためについた、という説がある。江戸期には世田ヶ谷村として成立している。
 
2月1日   真龍寺(℡03-3467-5966
(世田谷区北沢2-36-15、小田急線・下北沢)

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