つきじ獅子祭り

今から330年前、埋立工事は難航を極めたが、ある夜、海面に光って漂う御神体を見つけ、社殿を造りそこに祭ったところ、波風がおさまり工事はやすやすと進んだ。人々は「波除」の尊称を奉り、今に至るも崇敬が厚い。この神社の例大祭に「日本一厄除天井大獅子」が出御し「つきじ獅子祭」と呼ばれている。巨大な獅子頭を担ぎ棒で組み、神輿のように担ぐもので江戸時代、すでに著名だった。大正2年、大正の御大祭には、各神社が神輿を宮城前に担ぎ入れる中にただ1社、大獅子を担ぎ入れ奉祝した伝統を持つ。

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陰の年には天井大獅子(雄)

2・3年に一度の御本社神輿出御  台座4尺1寸(124)昭和2年、神田・宮惣作、延軒屋根、平屋台造り、波紋を散らした錺神輿の御本社神輿に、2002年の本祭りからお歯黒獅子がお目見えして築地獅子祭りは華やか。土曜日というのに神社前は宮出し寸前まで、トラックや小形運搬車が頻繁に行き来して築地市場の繁忙さを象徴していた。

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お歯黒獅子のお目見え  御本社神輿は3年に1度の本祭りに出御し、天井大獅子は陰の年に出るが、2002年の本祭りには御本社神輿に加え新たに雌の大獅子「お歯黒獅子」がお目見えして、つきじ獅子祭りは華やかだった。
 
 
築地の地名 明暦3(1657)年、有名な振袖火事で西本願寺が焼失したが、大火後の幕府の区画整理のため、旧地浅草への再建が許されず、八丁堀の海上が替え地として下付された。そこで佃島の門徒が中心になり、本堂再建のために海を埋め立てて土地を築き、延宝七(一六七九)年に再建し「築地御坊」と呼ばれたのが築地の地名のはじまりだ。
 
6月10日近くの土・日曜日   波除稲荷神社(03-3541-8451
(中央区築地6-20-37、地下鉄日比谷線・築地)

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