10万人超の見物客。若草山が燃え上がる冬の風物詩「若草山の山焼き」

若草山の山焼きは毎年1月の第4土曜日に行われ、10万人以上の見物客が訪れる奈良の冬の一大行事です。

若草山は標高342メートルの山であり、3つの山が重なっていることに由来して「三笠山」とも言われ、奈良を代表する景観の一つです。

600発の花火が打ち上げられた後、奈良市内を一望できる若草山の33ヘクタールの草地に、法螺貝・ラッパ・号砲の合図で一斉に火が点火されます。古都奈良の夜空の下、山全体が燃え上がる幻想的な光景はとても見応えがあり、新年を飾る炎の祭礼として親しまれています。

若草山焼きに合わせ、当日は事前申し込み制によって奈良県庁屋上広場が無料開放されます。


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お祭りの由来&見どころ

若草山の山焼きのはじまりについては諸説ありますが、1760年(宝暦10年)に東大寺と興福寺の境界争いを奈良奉行所が調停し、双方立ち合いのもと焼き払ったことに由来するとも伝えられています。

若草山焼きは春日大社、東大寺、興福寺の神仏が習合し、山頂にある前方後円墳の霊魂を鎮め、奈良の平和や世界の平安を祈る伝統行事で、近隣の奈良公園、興福寺五重塔、西ノ京の大池、平城宮跡などから見ることができます。

またこの行事の醍醐味は遠くからでもその風景を一望でき、奈良盆地北部、橿原市や御所市などのビル、金剛山、生駒山、宝山寺などからでも古都の風物詩を一望できます。

毎年18時頃から本焼きが始まり、その直前に打ち上げられる花火大会は、珍しい冬の打ち上げ花火として重宝されており山焼きの伝統行事とともにその人気も高まりつつあります。山が燃え続けるのは30分〜1時間程度で、毎年その日の気候などによっても左右されます。

雨続きや乾燥などによってよく燃えないこともあり、行事そのものが中止となった年もあります。最終の鎮火確認は消防団員によって行われ、きれいに燃えないことがある場合には後日、再度昼間の時間帯に燃やされます。

また若草山焼きに合わせて、周辺では様々なイベントが行われます。特設ステージが設けられ、巨大な鹿せんべいを若草山から爽快に飛ばす「鹿せんべい飛ばし大会」、音楽奉納イベント、奈良の特産品を楽しめる「あったか汁もん市」なども同時開催されます。

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開催概要

開催日時 毎年1月の第4土曜日
所在地 〒630-8211 奈良市雑司町
アクセス 奈良公園内 若草山一帯
近鉄奈良駅から、奈良交通バス7分、大仏殿春日大社前下車後徒歩20分(若草山)
問い合わせ先 0742-22-0375(奈良公園管理事務所)

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