駒込富士神社の「山開き」

富士山の山開きに,山麓の富士浅間神社では登山の安全を祈り盛大な祭りが行われるが、ここ駒込富士神社でも山開きが行われる。江戸時代、富士山参拝は江戸庶民の生涯の夢だったが、誰でもが登るというわけにはいかなったので市内のあちこちに模造の富士山を築き、そこで山登りや山開きなど富士山と同じ行事を行うようになった。古く富士浅間神社を勧請して創建された当社は、社殿が前方後円の古墳の跡に建てられ俗に富士塚と呼ばれるが、富士山を霊峰と仰ぎ、富士山をご神体とした地元富士講の組織によって、昔ながらの信仰と行事が維持されている。

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花万灯奉納  富士講の人達は宵宮の朝10時、万灯を掲げて神社を出発、町内をまわって神社に戻り、社殿を3周して花万灯を神社に奉納して山開きとしている。享保2年(1717)以来、鉄砲洲船松町の富士講中が毎年当社に花万燈を献じたことに由来すると言う。花万灯の表回りの玉垣に「大正四年、万灯開始200年」ときざまれてあり、万灯奉納行事はかなり古い。

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授与品「神龍」  駒込富士神社は江戸富士信仰の中心となった神社でお山開きの大祭3日間のみ麦わら蛇「神龍」を授与する。宝永の頃この辺りの百姓喜八の思いつきで売り出され、この蛇を置いた家は当時流行した疫病から免れたと、富士詣の土産に必ずこれをもとめることになった。
 
 
駒込の地名  風土記には,根津神社にまつわる話としてヤマトタケルが東征のおり団子坂の北方の林に軍馬が集まっているのを見て「駒込み(混み)たり」といったのが地名の起源となった。類似の地名に大田区の「馬込」・新宿区の「牛込」がある。異説では高麗人が住んだ「高麗(こま)」説もある。
 
6月30日・7月1・2日   駒込富士神社(℡03-3823-7894
       (文京区本駒込5-7-20JR,地下鉄南北線・駒込)

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