湯の花神楽

久我山稲荷神社では、7月24日に八雲大神を祀り、湯の花神楽を奉納して健康を祈願する夏祭りが行われる。昔、疫病が流行し多くの人が亡くなった時、湯の花神楽を奉納して疫病を防ぐことが出来たことから毎年欠かさずに続けられている。湯の花とは大釜に熱湯を仕立て、小笹をもってその湯の滴を全身に浴し、誠心誠意を神明に誓うものだ。神官が湯の花の大釜の前で祈祷し、神楽を舞ったことから「湯の花神楽」の名がついたが、現在は神楽殿で舞われている。明治20年代に1度この神楽を中止したところ、再び疫病が流行り、驚いた住民は2度と祭を絶やすことはなかった。神楽の最後に神前に供えた餅を撒き祭を終える。

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湯立てと神楽 湯立ては古くは盟神探湯(くがだち)といって熱湯を探り、正邪を神前に証したことから起ったという.久我山稲荷神社には境内に湯の花の大釜が安置されている。神楽が中入りになったところで神官や役員達が大釜の前に並び薪をくべて湯を沸かす。湯が煮えたぎってくると神官が湯の中に竹笹を3度侵してかき回して釜の上を祓い、祝詞を奏上する。湯立てが終ると神楽殿では再び神楽が奉納され神饌の餅をまいて神事は終了する。
 
奉納される神楽、三番叟
 

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奉納される神楽、扇の舞
久我山稲荷神社、湯立ての大釜

杉並、久我山の地名  杉並  江戸時代に田端・成宗両村を領していた岡部氏が、境界の目印に並べて植えた杉の木が成長して杉並木となり、旅人や市場に通う百姓が、「杉並に行ったら一服しよう」など、道中の目印として語る内に俗称となり、これが明治時代4ヶ村合併で付けられた。

「くが」空閑または陸で空地の意で「新開地」のことと考えられている。古くからの地名だが、玉川上水と神田上水の間の起伏が続くこの区域に、山はなく利用してない森林を指して付けられたのだろうといわれる。
 
7月24日   久我山稲荷神社(℡03-3333-7477
(杉並区久我山3-37、京王井の頭線・久我山)

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