諏訪大社

Photo: 663highland (CC BY 2.5)
諏訪湖を挟んで南北に二社四宮——上社前宮・上社本宮・下社春宮・下社秋宮——が鎮座する諏訪大社は、全国に約25000社を数える諏訪神社の総本社であり、『古事記』にも登場する日本最古級の神社のひとつです。御祭神の建御名方神は出雲の大国主神の御子で、天孫降臨の際の国譲り神話において諏訪の地に至り、以来この地を守護し続けてきたとされます。風と水を司る神として、農耕・狩猟・漁業に携わる人々の崇敬は極めて厚い。
諏訪大社の最大の特徴は、四宮いずれにも本殿が存在しないことです。上社本宮では背後の守屋山そのものを御神体とし、下社春宮では境内の杉の御神木、下社秋宮では一位(いちい)の御神木を神が宿る依代として祀る。社殿ではなく自然そのものに神を見出すこの祭祀形態は、日本の古層信仰の姿を最も色濃く伝えるものとして注目されます。
寅年と申年に執り行われる「御柱祭(おんばしらさい)」は、山中から切り出した長さ約17メートル、重さ約10トンの樅の巨木を人力で曳き出し、四宮の社殿の四隅に建てる天下の大祭です。最大の見せ場「木落し」では、急斜面を巨木が氏子を乗せたまま轟音とともに滑り落ちる。延べ約180万人もの人出を集める御柱祭は、氏子の誇りと熱狂が頂点に達する瞬間です。
上社本宮の境内には全国でも珍しい温泉が湧出する手水舎があり、参拝者は温かい御神水で手を清めることができます。1月15日の「御射山祭」、毎年8月1日の「お舟祭り」など、年間を通じて古代の祭祀を色濃く残す行事が続く。諏訪湖の御神渡り(冬季に湖面の氷がせり上がる現象)は神が渡った跡とされ、その出現の有無によってその年の吉凶を占う「御渡り拝観」の神事が今なお行われています。
見どころ・おすすめ
御柱祭(6年に一度)
寅年と申年に行われる御柱祭は長さ約17m・重さ約10トンの巨木を人力で曳き出す天下の大祭です。延べ約180万人が集まります。
本殿を持たない古社
全国約25000社の諏訪神社の総本社で、四宮いずれも本殿がありません。山や御神木を御神体とする日本最古級の祭祀形態を伝えます。
二社四宮めぐり
諏訪湖を挟んで上社前宮・本宮・下社春宮・秋宮の四宮が鎮座します。風と水を司る建御名方神を祀る信仰の中心地です。
基本情報
| 住所 | 〒392-0012 長野県諏訪市大字四賀 |
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