国府宮

尾張国の総社として、奈良時代に国司が赴任の際に国内の主要な神社を巡拝する代わりに参拝する「総社」の役割を担ったのが国府宮の始まりです。正式には尾張大國霊神社(おわりおおくにたまじんじゃ)といい、御祭神の尾張大國霊神は尾張の国土そのものを神格化した地主神とされています。社伝では崇神天皇7年の創建とされ、延喜式神名帳にも記載される格式を持ちます。
社殿は尾張造と呼ばれる独特の配置をとり、拝殿の奥に釣殿を介して本殿が接続される構造は、熱田神宮にも見られる尾張地方特有の建築様式です。楼門は室町時代の建造で国の重要文化財に指定されており、三間一戸の入母屋造・檜皮葺の優美な姿を今に伝えています。
毎年旧暦正月13日に行われる「儺追神事(なおいしんじ)」、通称「はだか祭」は天下の奇祭として全国に知られます。厳寒の中、数千人のふんどし姿の男たちが「神男(しんおとこ)」と呼ばれる一人の男に触れようと激しくもみ合い、人々の厄災を神男に託して祓い清めるという壮絶な神事です。神男は翌日に厄を負ったまま土餅を持って夜明け前に社を出て、厄を土に還す儀式を行います。
境内には「なおいぎれ」と呼ばれる厄除けの布切れを求める参拝者が年間を通じて訪れます。はだか祭の当日は名鉄国府宮駅から神社までの沿道が熱気に包まれ、NHKのニュースでも毎年取り上げられるほどの風物詩となっています。祭を離れた普段の境内は広々とした清浄な空間で、尾張平野の真ん中に静かに鎮座する古社の風格を感じることができます。
見どころ・おすすめ
はだか祭(旧暦1月13日)
天下の奇祭「はだか祭」では数千人のふんどし姿の男たちが神男に触れようともみ合います。厄を神男に託して祓い清める壮絶な神事です。
重文の楼門
楼門は室町時代の建造で国の重要文化財です。三間一戸の入母屋造・檜皮葺の優美な姿が特徴的な尾張国の総社です。
なおいぎれの厄除け
「なおいぎれ」と呼ばれる厄除けの布切れが授与されます。尾張造と呼ばれる独特の社殿配置は尾張地方特有の建築様式です。
基本情報
| 住所 | 〒492-8208 愛知県稲沢市御供所町国府宮二丁目 |
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