東別院

Photo: LERK (talk · contribs) (CC BY 3.0)
名古屋の中心部にありながら広大な境内を誇る東別院は、正式名称を真宗大谷派名古屋別院といい、元禄3年(1690年)に尾張藩二代藩主・徳川光友から寄進された土地に建立されました。東本願寺(真宗大谷派本山)の別院として、尾張・三河地方における浄土真宗の信仰の中心を担ってきた歴史を持ちます。開基にあたっては本山第十九代門主・常如上人が深く関わり、名古屋城下の門徒たちの悲願がようやく実を結んだものでした。
現在の本堂は昭和41年(1966年)に再建された鉄筋コンクリート造で、戦前の木造本堂は昭和20年(1945年)の名古屋大空襲で焼失しています。しかしその規模は圧倒的で、間口42メートル・奥行49メートルの巨大な堂内には阿弥陀如来の木像が安置され、数百人が同時に参拝できる広さを持ちます。対面所や書院なども順次整備され、都市の寺院建築として独自の存在感を放っています。
毎月12日と28日に開催される「暮らしの朝市」は、地元の農産物や手作り雑貨が並ぶマルシェとして近年大きな人気を集めています。境内の広い駐車場を活用したこの催しは、寺院を地域コミュニティの核として再生させた好例として注目されています。春の「花まつり」では甘茶かけの行事とともに様々なイベントが催されます。
地下鉄名城線「東別院」駅に駅名を残すほど地域に根差したこの寺院は、名古屋市民から「御坊さん(ごぼうさん)」の愛称で親しまれています。境内の古木が茂る一角には戦没者慰霊碑も建ち、空襲の記憶を伝える場でもあります。都会の喧騒のすぐそばに広がる静謐な空間は、親鸞聖人の教えに触れる門戸として、宗派を超えた人々に開かれています。
見どころ・おすすめ
真宗大谷派の名古屋別院
元禄3年に尾張藩二代藩主・徳川光友の寄進で建立されました。間口42m・奥行49mの巨大な本堂は数百人が同時に参拝できる広さです。
暮らしの朝市(毎月)
毎月12日と28日に開催される「暮らしの朝市」は地元の農産物や手作り雑貨が並ぶ人気のマルシェです。地域コミュニティの核となっています。
花まつりと報恩講
春の花まつりでは甘茶かけの行事と音楽法要が催されます。秋の報恩講は浄土真宗最大の法要として多くの門徒が参拝します。
基本情報
| 住所 | 〒460-0014 愛知県名古屋市中区富士見町 |
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