観光スポット

石見銀山

石見銀山

Photo: Naokijp (CC BY-SA 4.0)

島根県大田市の山間に眠る石見銀山は、戦国時代から江戸時代にかけて世界の銀産出量の約三分の一を占めたとされる、日本を代表する鉱山遺跡です。2007年にユネスコ世界遺産に登録された際、鉱山と自然環境の共存が評価された点が画期的でした。一般に鉱山というと環境破壊のイメージがつきまといますが、石見銀山では坑道掘りという手法で山の外観をほとんど損なうことなく採掘が行われ、今も緑豊かな森が鉱山を覆い隠しています。

公開されている龍源寺間歩は、全長約273メートルの坑道を歩いて見学できる貴重な史跡です。ノミの跡が残る岩壁を間近に観察しながら薄暗い坑道を進むと、当時の鉱夫たちがどれほど過酷な条件のもとで銀を掘り出していたかを肌で感じることができます。坑道内はひんやりとした空気に包まれ、真夏でも涼しさを通り越して寒さを覚えるほどです。石見銀山の銀は博多や堺を経由して海外に輸出され、16世紀のヨーロッパの地図にも「Iwami」の名が記されるほどの国際的な存在でした。

鉱山の麓に広がる大森の町並みは、江戸時代の代官所や武家屋敷、商家が並ぶ静かな集落で、観光地化されすぎていない落ち着いた風情が魅力です。赤瓦の屋根が続く通りにはカフェやギャラリーに転用された古民家が点在し、石見銀山の歴史を伝える資料館では精巧な銀細工の技術も紹介されています。レンタサイクルで鉱山と町並みを巡れば、世界の経済を動かした銀の物語と、それを支えた人々の暮らしを一日かけてじっくりと辿ることができます。

見どころ・おすすめ

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世界の銀の約1/3を産出した鉱山遺跡

世界遺産登録時に鉱山と自然環境の共存が評価された画期的な遺産。坑道掘りで山の外観を損なわず、今も緑豊かな森が鉱山を覆い隠しています。

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龍源寺間歩でノミ跡が残る坑道を歩く

約273mの坑道を見学可能。ノミの跡が残る岩壁に当時の鉱夫の過酷な条件を肌で感じます。16世紀の欧州地図にも「Iwami」の名が記されていました。

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大森の赤瓦の町並みを自転車で

鉱山麓の大森は江戸時代の代官所や商家が並ぶ静かな集落。赤瓦の通りにカフェやギャラリーが点在。レンタサイクルで鉱山と町並みを一日で巡れます。

基本情報

住所 〒697-8501 島根県浜田市瀬戸見町島根県浜田保健所

アクセスマップ

石見銀山 周辺の駐車場

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