おちょぼ稲荷

Photo: Psjk2106 (CC BY-SA 4.0)
岐阜県海津市に鎮座する千代保稲荷神社、通称「おちょぼさん」は、室町時代の文明年間(1469〜1487年)に土岐氏の流れを汲む森八海が、源義家から下賜された宝剣と義家の肖像画を「先祖の霊を千代に保て」との遺訓とともにこの地に祀ったのが創始とされます。正式な社名「千代保」はこの遺訓に由来し、代々の子孫がこの教えを守り続けてきました。京都の伏見稲荷大社、愛知の豊川稲荷と並んで日本三大稲荷に数えられることもあります。
御祭神は大祖大神・稲荷大神・祖神の三柱で、商売繁盛の御利益で東海地方に広くその名を知られています。参拝の作法が独特で、入口付近の店で「油揚げとローソク」のセット(数十円)を買い求め、油揚げを御供えし、ローソクを灯してから手を合わせるのが「おちょぼさん流」の参り方です。この気軽さと親しみやすさが、庶民の信仰を集めてきた所以だろう。
約120メートルの参道の両側には串カツ・どて煮・草餅・漬物などの店が約100軒ひしめき、食べ歩きの楽しさは参拝と一体となった「おちょぼさん」の醍醐味です。とりわけ参道の串カツ店は地元の名物として知られ、味噌ダレで味わう熱々の串カツを頬張りながら歩く光景はこの神社ならではの風物詩となっています。
毎月末日の夜から翌月1日の早朝にかけて催される「月並祭」が最も賑わいを見せる。深夜にもかかわらず参道は人波で埋め尽くされ、露店の灯りと参拝者の活気が真夜中の境内を昼間のように照らし出す。年間約200万人の参拝者が訪れるこの神社は、格式張らない庶民の稲荷信仰の真髄を今に伝える、岐阜が誇る「おちょぼさん」です。
見どころ・おすすめ
日本三大稲荷
正式名称は千代保稲荷神社で、室町時代に創始されました。商売繁盛の御利益で東海地方に広く知られる「おちょぼさん」です。
参道の串カツ食べ歩き
約120mの参道に串カツ・どて煮・草餅など約100軒がひしめきます。味噌ダレの串カツを食べ歩くのがおちょぼさんの醍醐味です。
油揚げとローソクの参拝
入口で「油揚げとローソク」のセットを買い求めて参拝するのが独特の作法です。月末の夜縁日は特に多くの人で賑わいます。
基本情報
| 住所 | 〒503-0312 岐阜県海津市平田町蛇池 |
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