弘明寺

Photo: LERK (talk · contribs) (CC BY 3.0)
京急本線弘明寺駅を降りると、賑やかな門前商店街の先に横浜最古の寺院が静かに佇んでいます。天平9年(737年)、インド僧・善無畏がこの地を訪れて十一面観音像を彫り、行基菩薩が草堂を結んで安置したのが弘明寺の始まりと伝わる。寺名の由来は「弘法大師が明星の光を感得した」とも、「求明寺」が転じたとも諸説あるが、1300年近い歳月がこの寺の重みを物語っています。
御本尊の木造十一面観世音菩薩立像は、鉈彫りと呼ばれる独特の技法で仕上げられた平安中期の逸品です。像高約181センチの一木造で、あえてノミの跡を残した荒々しくも力強い表面は、洗練された京仏師の作とは異なる在地仏師ならではの迫力を放つ。国の重要文化財に指定されているこの像に会うためだけに横浜を訪れる仏像愛好家も少なくない。
仁王門に安置された金剛力士像は鎌倉期の造像で、開口の阿形と閉口の吽形が参拝者を力強く迎える。身代地蔵尊は持ち主に代わって災厄を引き受けるとされ、地元の人々が日常的に手を合わせる姿が見られる。境内の大銀杏は秋に鮮やかな黄金色に染まり、古刹に華やぎを添える。
門前の「弘明寺かんのん通り商店街」は約300メートルにわたって約140店舗が軒を連ね、横浜の下町情緒を今に伝える名物通りです。毎月18日の観音縁日と3月の大般若転読法要が主要な年中行事だが、日常的にも地域の人々が気軽に立ち寄る「まちのお寺」としての温かみがこの古刹の最大の魅力だろう。
見どころ・おすすめ
国重文・鉈彫りの観音像
御本尊の十一面観世音菩薩立像は鉈彫りの技法で仕上げられた平安中期の逸品です。国の重要文化財に指定された横浜最古の仏像です。
かんのん通り商店街
門前の弘明寺かんのん通り商店街は約300mに約140店舗が並ぶ活気ある商店街です。横浜の下町情緒を楽しめます。
横浜最古の寺院
天平9年(737年)創建と伝わる横浜最古の寺院です。鎌倉期の金剛力士像や身代地蔵尊など、歴史ある仏像が境内に点在しています。
基本情報
| 住所 | 〒231-0017 神奈川県横浜市南区弘明寺町 |
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