神社・仏閣

永平寺

永平寺

Photo: Hirorinmasa (CC BY-SA 3.0)

山深い越前の谷あいに、770年以上にわたって坐禅の灯を守り続ける道場があります。寛元2年(1244年)、宋から正伝の禅法を携え帰国した道元禅師が、越前国志比庄の波多野義重の招きを受けてこの地に開いた傘松峰大佛寺が永平寺の前身です。翌寛元4年に永平寺と改称。「永久の和平」を願うこの寺号に、道元の仏法にかける志が込められています。

約33万平方メートルの境内には70余棟の堂宇が樹齢数百年の杉の巨木に抱かれるように配されています。修行の要となる七堂伽藍——山門・仏殿・法堂・僧堂・庫院・浴室・東司——は回廊で結ばれ、修行僧が裸足で磨き上げた廊下の艶は日々の精進の証です。最古の建物である山門は寛延2年(1749年)の建造で、二階には釈迦如来と十六羅漢が安置されています。

現在も約150名の雲水(修行僧)が暁の3時半に起床し、坐禅・読経・作務・食事の全てを修行として営む厳格な禅の生活を送っています。食事は「応量器」と呼ばれる入れ子式の漆器を用い、一粒の米も残さず洗い水まで飲み干す。一般参拝者向けの参籠(一泊二日の修行体験)も受け付けており、坐禅と精進料理を通じて禅の世界を垣間見ることができます。

傘松閣の大広間の天井を飾る230枚の花鳥画は、昭和5年(1930年)に日本画家144名が奉納した合作で、極彩色の花々と鳥が頭上一面に広がる壮観は訪れる者を圧倒する。秋の紅葉の時期には境内の杉木立の間に紅や黄の葉が差し色となり、冬には雪に覆われた伽藍が水墨画さながらの幽玄な姿を見せる。「只管打坐(しかんたざ)」——ただひたすらに坐る——という道元の教えが、この山中の道場に今も生き続けています。

見どころ・おすすめ

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曹洞宗の大本山

寛元2年(1244年)に道元禅師が開いた曹洞宗の大本山です。現在も約150名の雲水が暁3時半に起床する厳格な修行生活を送っています。

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七堂伽藍と杉の巨木

約33万㎡の境内に70余棟の堂宇が樹齢数百年の杉の巨木に包まれて建ちます。七堂伽藍は回廊で結ばれ、磨き上げられた廊下が美しいです。

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傘松閣の天井絵

傘松閣の大広間の天井を飾る230枚の花鳥画は圧巻です。一般向けの参籠(修行体験)では坐禅と精進料理を通じて禅の世界を体感できます。

基本情報

住所 〒910-1228 福井県吉田郡永平寺町志比15

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