久能山東照宮

Photo: 663highland (CC BY-SA 4.0)
駿河湾を望む久能山の山頂に、徳川家康を祀る最初の東照宮が鎮座しています。元和2年(1616年)4月17日、家康が駿府城で薨去すると、遺言に従ってその夜のうちに遺骸は久能山に運ばれ、二代将軍秀忠の命により翌元和3年に壮麗な社殿が造営された。後に日光東照宮が建立されたが、久能山こそが家康の遺体が最初に葬られた地であり、東照宮の原点です。
社殿は「権現造」の名称の由来ともなった建築様式で、本殿・石の間・拝殿が一体となった壮麗な構成をとる。極彩色の漆塗りと金箔、精緻な彫刻で飾られた社殿は国宝に指定されており、日光東照宮に先立つ権現造の完成形として建築史上の評価も高い。神廟(家康の墓所)は社殿背後の最も高い場所に西向きに建てられ、家康が最後まで目を向け続けた西方を永遠に見守る形となっています。
併設の久能山東照宮博物館には、家康が愛用した「洋時計」(スペイン国王フェリペ3世から贈られた日本最古の洋時計)をはじめ、歴代将軍の武器・甲冑・日用品など約2000点の徳川家伝来の宝物が収蔵されています。洋時計は国の重要文化財に指定され、大航海時代の東西交流を物語る一級の史料です。
久能山へのアクセスは、日本平山頂からロープウェイで渡る空中散歩と、駿河湾側の表参道「いちご海岸通り」から1159段の石段を登る二通りがあります。石段を「いちいちご苦労さん」と語呂合わせで読むのは参拝者の間の定番の楽しみです。山麓は日本有数の石垣いちごの産地で、1月から5月にかけていちご狩りが楽しめる。駿河湾の蒼い海と富士山の白い嶺を背景に、家康公が永遠の安らぎを得た聖地です。
見どころ・おすすめ
国宝の権現造社殿
徳川家康を祀る最初の東照宮で、社殿は国宝に指定されています。極彩色の漆塗りと金箔の装飾は日光東照宮に先立つ権現造の完成形です。
日本最古の洋時計
博物館にはスペイン国王フェリペ3世から贈られた日本最古の洋時計をはじめ、約2000点の徳川家伝来の宝物が収蔵されています。
日本平ロープウェイ
日本平山頂からロープウェイで駿河湾の絶景を眺めながら参拝できます。1159段の石段を登る表参道からの参拝も趣があります。
基本情報
| 住所 | 〒422-8011 表参道静岡県静岡市駿河区根古屋 |
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