テーマパーク・レジャー

東京都美術館

Photo: 663highland (CC BY 2.5)

赤レンガと白いタイルが調和する前川國男設計の建物そのものが、上野公園の文化的景観に溶け込む美しい作品です。東京都美術館は1926年に日本初の公立美術館として開館して以来、「アートへの入口」をコンセプトに幅広い層に芸術との出会いの場を提供し続けてきました。年間を通じて開催される大型企画展はもちろん、公募展の会場としても重要な役割を果たしており、アマチュア作家にとっては上野の美術館に作品を飾るという夢の舞台でもあります。

企画展は印象派の巨匠から現代アート、古代文明の遺宝まで多彩なテーマを取り上げ、毎回数十万人の来場者を集める。展示室は天井が高く動線が工夫されており、作品との対話に集中できる空間設計がなされています。併設のミュージアムショップには展覧会に合わせたオリジナルグッズが揃い、アートブックや絵葉書を選ぶ時間も楽しい。上階のレストランからは上野公園の緑が窓越しに広がり、鑑賞後の余韻に浸りながら食事ができます。

美術館の周囲には国立西洋美術館、東京国立博物館、国立科学博物館が集積しており、一日で複数のミュージアムを巡る贅沢が可能です。JR上野駅公園口から噴水広場を経て徒歩七分ほどの道のりは、桜の季節には花のトンネルとなります。入館無料の公募展も多いため、気軽にアートに触れたいときにふらりと立ち寄れる敷居の低さが、この美術館の最大の魅力だろう。