神社・仏閣

法隆寺

法隆寺

Photo: 663highland (CC BY 2.5)

推古天皇15年(607年)、聖徳太子が父・用明天皇の遺志を継いで創建した法隆寺は、世界最古の木造建築群として知られる日本仏教の至宝です。正式名称を法隆学問寺と号し、聖徳太子の「和を以て貴しとなす」の精神を根幹に据えた聖徳宗の総本山として、1400年以上にわたって仏法の灯を守り続けてきました。1993年には「法隆寺地域の仏教建造物」としてユネスコ世界文化遺産に日本で初めて登録された文化財のひとつです。

西院伽藍の金堂と五重塔は、現存する世界最古の木造建築として建築史上比類のない価値を持ちます。金堂の内部には飛鳥時代を代表する釈迦三尊像(国宝)が安置され、止利仏師の手になるこの金銅仏は聖徳太子の等身像と伝えられます。五重塔は高さ約31.5mで、初層の塔本四面具に塑像で表された涅槃や維摩詰の場面は飛鳥時代の塑像美術の傑作です。回廊に囲まれた伽藍配置はエンタシスの柱とともに、大陸文化の影響を色濃く残しています。

東院伽藍の夢殿は天平11年(739年)に聖徳太子の斑鳩宮跡に建立された八角円堂で、堂内に安置された救世観音像は明治時代にフェノロサと岡倉天心が開扉するまで数百年にわたって秘仏とされていた飛鳥時代の木像です。大宝蔵院には百済観音像・玉虫厨子・夢違観音像など日本美術史を語る上で欠かせない国宝群が収蔵され、その文化財の質と量は他に類を見ません。法隆寺の所蔵する国宝・重要文化財は約190件、点数にして約2300点余りにのぼります。

毎年2月の「修二会」は奈良時代から続く悔過の法要で、練行衆が本尊に向かって罪過を懺悔し、天下泰平と五穀豊穣を祈ります。10月22日から11月3日の「聖霊会」では聖徳太子の遺徳を偲ぶ舞楽法要が行われます。西院伽藍の松の木の間から望む五重塔のシルエットは、教科書や切手でもおなじみの日本を象徴する景観であり、斑鳩の里の長閑な田園風景とともに飛鳥時代の精神を今に伝える、かけがえのない人類の至宝です。

見どころ・おすすめ

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世界最古の木造建築

金堂と五重塔は現存する世界最古の木造建築として世界文化遺産に登録されています。聖徳太子が推古天皇15年(607年)に創建しました。

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国宝・釈迦三尊像

金堂内の釈迦三尊像は止利仏師の手になる飛鳥時代の国宝です。夢殿の救世観音像は数百年にわたり秘仏とされていた飛鳥の木像です。

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聖霊会(4月)

毎年4月の聖霊会は聖徳太子の御忌法要で、舞楽の奉納が行われます。大宝蔵院には百済観音像や玉虫厨子など飛鳥文化の至宝が収蔵されています。

基本情報

住所 〒636-0115 奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺山内

アクセスマップ

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