神宮外苑

大正15年(1926年)に明治天皇の遺徳を後世に伝えるために造営された明治神宮外苑は、青山・信濃町一帯に広がるスポーツと文化の複合エリアです。内苑が神社の森として厳かな空間を保つのに対し、外苑は国民が親しめる洋風の公園として設計されました。約30万平方メートルの敷地には神宮球場や秩父宮ラグビー場などのスポーツ施設が集積し、年間を通じて熱戦が繰り広げられています。明治神宮外苑のシンボルともいえる聖徳記念絵画館には、明治天皇の御事蹟を描いた80面の壁画が展示されています。
外苑で最も有名な景観は、青山通りから絵画館に向かって約300メートルにわたって続くイチョウ並木です。146本のイチョウが4列に整然と植えられた並木道は、11月中旬から12月初旬にかけて黄金色のトンネルと化し、落葉が路面を覆い尽くす光景は東京の秋を象徴する風物詩となっています。紅葉シーズンには「いちょう祭り」が開催され、全国各地の名産品やグルメの屋台が出店して約180万人の来場者で賑わいます。
神宮球場は1926年の開場以来、東京六大学野球や東京ヤクルトスワローズの本拠地として数々の名勝負の舞台となってきました。夏の神宮花火大会では約1万発の花火が夜空を彩り、球場のスタンドやビルの屋上から観覧する人々で周辺一帯が歓声に包まれます。近年は再開発計画が進められており、新たな神宮球場やラグビー場の建設が予定されていますが、イチョウ並木の保全をめぐって活発な議論が交わされています。スポーツ・文化・自然が調和した都心のオアシスとして、外苑は100年近くにわたり東京の人々に愛され続けています。
見どころ・おすすめ
いちょう並木
11月中旬〜12月上旬に約300mのいちょう並木が黄金色に染まります。聖徳記念絵画館を背景にした並木道は東京を代表する秋の絶景です。
スポーツの殿堂
神宮球場や秩父宮ラグビー場など歴史あるスポーツ施設が集結しています。大学野球の熱い応援が楽しめるのも外苑ならではです。
聖徳記念絵画館
明治天皇の事績を描いた80点の壁画を展示する重厚な建物です。いちょう並木の突き当たりにそびえる姿は外苑の象徴的存在です。
基本情報
| 住所 | 〒607-8075 京都府京都市山科区音羽野田町 |
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