広島平和記念公園

Photo: Jakub Hałun (CC BY 4.0)
広島市の中心部、元安川と本川に挟まれた中州に広がる広島平和記念公園は、1945年8月6日の原爆投下によって壊滅したかつての繁華街の跡地に整備された、世界平和を祈念する都市公園です。約12万平方メートルの園内には平和記念資料館、原爆死没者慰霊碑、平和の灯、原爆の子の像など数多くのモニュメントが配置され、丹下健三の設計による軸線の先に原爆ドームが見通せる構成は、過去の悲劇と未来への祈りを一本の線で結ぶ秀逸な都市計画として高く評価されています。
平和記念資料館には被爆者の遺品や被爆の実態を伝える資料が展示されており、2019年のリニューアルでは一人ひとりの被爆者の物語に焦点を当てた展示構成に刷新されました。溶けた瓶や焼けた衣服、止まったままの腕時計が無言で語りかける被爆の現実は、来館者の心に深い衝撃と平和への決意を刻みます。国内外から年間約170万人が訪れ、多くの人が記帳台の前で足を止め、それぞれの言葉で平和への思いを記しています。
慰霊碑のアーチの向こうに平和の灯が揺れ、その先に原爆ドームが佇む風景は、広島を象徴する光景として世界に知られています。原爆の子の像の周囲には、佐々木禎子さんの物語に心を打たれた世界中の子どもたちから届けられた折り鶴が絶えることなく捧げられています。公園を覆う緑の木々は焦土から再生した生命の力強さを物語り、春には川沿いの桜が咲き誇ります。広島平和記念公園は、悲しみを乗り越えて平和の尊さを発信し続ける、人類にとってかけがえのない場所です。
見どころ・おすすめ
平和記念資料館
2019年リニューアルで一人ひとりの被爆者の物語に焦点を当てた展示に刷新。溶けた瓶や止まった腕時計が無言で伝える被爆の現実は深い衝撃を与えます。
丹下健三の都市設計
慰霊碑のアーチ→平和の灯→原爆ドームを一直線に結ぶ軸線設計。年間約170万人が訪れ、記帳台に世界中の言葉で平和への思いが綴られています。
折り鶴と川沿いの桜
佐々木禎子さんの物語に心を打たれた世界中の子どもたちから届く折り鶴が絶えません。春には元安川沿いの桜が焦土から蘇った生命力を物語ります。
基本情報
| 住所 | 〒730-0811 広島県広島市中区 |
|---|
















