来宮神社

熱海の街を見下ろす森の中に、幹周り約24メートル、樹齢2000年を超えるとされる大楠が圧倒的な存在感で立っています。来宮神社の御神木であるこの楠は、国の天然記念物に指定された日本屈指の巨樹で、その幹の周りを一周すると寿命が一年延びる、あるいは願い事が叶うという言い伝えが古くから伝わる。夜にはライトアップされた大楠が闇の中に浮かび上がり、昼間とは異なる幽玄な姿を見せる。
来宮神社の御祭神は日本武尊・五十猛命・大己貴命の三柱で、創建は和銅3年(710年)以前と伝えられる。もとは「木宮」と呼ばれ、木に宿る霊威を崇める自然信仰がこの社の原点です。禁酒・断ちもの祈願の神としても知られ、酒を断って心願成就を祈る風習が江戸時代から続いています。来宮の地名自体がこの神社に由来するとも言われる。
毎年7月14〜16日に行われる例大祭「こがし祭り」は、熱海の夏を告げる一大行事です。御鳳輦(ごほうれん)や山車が熱海の温泉街を巡行し、最終日の夜には海上花火が打ち上がって祭りのクライマックスを飾る。「こがし」とは麦こがしを意味し、五十猛命に供えた古代からの奉納に由来する。
近年は境内のカフェやモダンなお守りのデザインなど、伝統と現代の感性を融合させた取り組みが注目を集め、若い参拝者が急増しています。竹林の小径やアート作品の展示など、境内を散策する楽しみも増えた。それでもこの神社の真の主役は、2000年の時を超えてなお青々と葉を茂らせる大楠です。その巨大な幹に手を触れたとき、悠久の時の流れと生命力が掌を通じて伝わってくるような感覚は、来宮神社でしか味わえない唯一無二の体験だろう。
見どころ・おすすめ
樹齢2000年超の大楠
幹周り約24mの御神木の大楠は国の天然記念物です。幹の周りを一周すると寿命が一年延びるという言い伝えがあります。
禁酒・断ちもの祈願
酒を断って心願成就を祈る風習が江戸時代から続いています。夜にはライトアップされた大楠が闇に浮かび上がる幽玄な姿を見せます。
こがし祭り(7月)
毎年7月14〜16日の例大祭「こがし祭り」では山車が熱海の温泉街を巡行します。最終日の夜には海上花火がクライマックスを飾ります。
基本情報
| 住所 | 〒413-0034 静岡県熱海市西山町43-2 |
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