三輪明神 大神神社

Photo: KishujiRapid (CC BY-SA 4.0)
三輪山そのものを御神体として祀る大神神社は、本殿を持たず拝殿から直接三輪山を拝する日本最古の神社形態を今に伝える社です。御祭神の大物主大神は、古事記・日本書紀に記される国造りの神であり、崇神天皇の御代に疫病が蔓延した際、天皇の夢に大物主大神が現れ「我が子孫の意富多々泥古に我を祀らせよ」と告げたことで三輪山に鎮め祀られたと伝えられています。酒造り・医薬・交通など人間の生活全般を守護する神として、古代から現在まで途切れることなく崇敬されてきました。
三ツ鳥居(三輪鳥居)は、明神鳥居の両脇に小さな脇鳥居を設けた独特の形式で、大神神社を象徴する建造物です。拝殿は寛文4年(1664年)に徳川家綱が再建した重要文化財で、この拝殿から三ツ鳥居を通して三輪山を仰ぎ拝む参拝形式が、古代祭祀の姿を今に伝えています。参道入口の大鳥居は高さ約32m、柱間約23mの巨大な鋼製鳥居で、奈良盆地の遠方からもその姿を望むことができます。
標高約467mの三輪山は古来「神の宿る山」として入山が厳しく制限されてきましたが、現在は狭井神社で受付を行い、登拝することが許されています。ただし写真撮影の禁止や飲食の制限など厳格な規律が設けられ、御神体としての神聖さが今も守られています。狭井神社の境内には「薬井戸」と呼ばれる万病に効くとされる御神水が湧き、多くの人がこの水を汲みに訪れます。
毎年11月14日の「醸造安全祈願祭(酒まつり)」には全国の酒造関係者が参集し、拝殿に巨大な杉玉が掛けられます。酒屋の軒先に吊るされる杉玉の風習はこの大神神社が発祥とされ、境内の「活日神社」は杜氏の祖神を祀ります。春には参道の桜と大美和の杜展望台からの眺望、秋には「ささゆり園」周辺の紅葉が見事で、大和の原風景の中に日本信仰の原点を感じられる特別な聖地です。
見どころ・おすすめ
三輪山が御神体
本殿を持たず、三輪山そのものを御神体として拝殿から直接拝する日本最古の神社形態を伝えます。古事記・日本書紀に記される国造りの聖地です。
三ツ鳥居
明神鳥居の両脇に脇鳥居を設けた独特の三ツ鳥居が大神神社を象徴します。高さ約32mの大鳥居は奈良盆地の遠方からも望めます。
酒造りの守護神
大物主大神は酒造り・医薬・交通の守護神として古代から崇敬されています。狭井神社で受付をすると三輪山への登拝が許されます。
基本情報
| 住所 | 〒633-0074 大神神社参道奈良県桜井市三輪 |
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