京都御所

千年以上にわたり天皇の住まいであり続けた京都御所は、京都御苑の広大な緑のなかに静かに佇んでいます。明治維新で東京に遷都されるまで、ここは日本の政治と文化の中心でした。築地塀に囲まれた敷地には紫宸殿や清涼殿といった格式高い建物が並び、即位の礼など国家の重要な儀式がこの場で執り行われてきました。現在の建物の多くは安政2年(1855年)に再建されたものですが、平安時代から受け継がれてきた寝殿造の様式を忠実に伝えています。
御所の庭園は日本庭園の粋を集めた空間です。御池庭は池を中心に据えた回遊式庭園で、橋や石組み、苔むした岸辺が四季ごとに異なる表情を見せます。春には枝垂桜の「左近の桜」が紫宸殿の前で咲き誇り、秋になると御苑一帯のモミジが燃えるように色づきます。かつて貴族たちが歌を詠み、月を愛でた場所に、今も同じ風が吹いているのだと思うと感慨深いものがあります。
以前は事前に宮内庁への参観申し込みが必要でしたが、現在は通年で無料公開されており、誰でも気軽に見学できるようになりました。御苑内には梅林や桃林もあり、地元の人々がのんびり散策を楽しむ憩いの場でもあります。地下鉄今出川駅から歩いてすぐという立地のよさも魅力で、喧噪を離れて都の記憶に触れるひとときは、京都旅の特別な体験になるはずです。
見どころ・おすすめ
千年以上天皇の住まいだった王宮
明治維新まで日本の政治と文化の中心だった御所。紫宸殿や清涼殿は安政2年(1855年)再建ながら平安時代以来の寝殿造の様式を忠実に伝えています。
「左近の桜」と御池庭の四季
春は紫宸殿前の枝垂桜「左近の桜」が咲き誇り、秋は御苑一帯のモミジが燃えるように色づきます。御池庭の池泉回遊式庭園は日本庭園の粋の結晶。
通年無料公開で気軽に見学
以前は宮内庁への申込が必要でしたが現在は通年無料公開。御苑内の梅林・桃林も見事で地元の憩いの場。地下鉄今出川駅からすぐの好アクセスです。
基本情報
| 住所 | 〒602-0881 京都府京都市上京区龍前町京都御苑3 |
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