総持寺

Photo: Own work (CC BY-SA 3.0)
寛平2年(890年)、藤原山蔭が中納言の位にあった折、亀の恩返しにより観音の霊験を感得したことから、この地に堂宇を建立して千手観世音菩薩を安置したのが総持寺の始まりです。山蔭がかつて漁師から亀を買い取って海に放した慈悲の行いが、後に山蔭の嫡子が淀川で溺れた際に亀が子を背に乗せて救い上げるという形で報われたと伝えられています。この亀の報恩譚は「亀の恩返し」として広く知られ、境内には大きな亀の石像が置かれています。
西国三十三所観音霊場の第二十二番札所として、千年以上にわたって巡礼者を迎え入れてきました。本堂に安置された御本尊の千手観世音菩薩は秘仏で、毎年4月15日から21日の間のみ御開帳されます。また、開基の藤原山蔭は日本料理の祖「四條流包丁道」の創始者としても知られ、料理の神様として料理関係者からも篤く崇敬されています。境内には「包丁塚」が建立され、毎年4月18日には「山蔭流包丁式」が古式に則って奉納されます。
仁王門をくぐると正面に本堂、左手に大師堂、右手に薬師堂が配された伽藍は、都市部にありながらも静謐な雰囲気を保っています。境内の庭園は季節の花々に彩られ、特に春の桜と秋の紅葉の頃は格別の美しさを見せます。普悲観音像は高さ約6mの大観音で、遠くからでもその姿を仰ぎ見ることができます。
毎月18日の観音縁日には護摩供養が行われ、地元の人々が参拝に訪れます。節分の「星まつり」や8月の「施餓鬼会」など季節ごとの法要も営まれています。JR総持寺駅・阪急総持寺駅から徒歩圏内という利便性もあり、大阪府茨木市の暮らしに溶け込んだ歴史ある巡礼の寺として、今日も多くの参拝者を温かく迎え入れています。
見どころ・おすすめ
亀の恩返し伝説
開基・藤原山蔭が海に放した亀が嫡子の命を救ったという「亀の恩返し」伝説が寺の起源です。境内には大きな亀の石像が置かれています。
料理の神様
開基の藤原山蔭は日本料理の祖「四條流包丁道」の創始者です。4月18日の山蔭流包丁式では古式に則った調理の奉納が行われます。
西国二十二番札所
西国三十三所観音霊場の第二十二番札所として千年以上巡礼者を迎えてきました。秘仏の千手観音は毎年4月15〜21日のみ御開帳されます。
基本情報
| 住所 | 〒567-0806 大阪府茨木市総持寺駅前町 |
|---|
















