護国寺

Photo: Huangdan2060 (CC BY 3.0)
五代将軍・徳川綱吉の生母桂昌院は、我が子の健康と天下泰平を祈るため、亮賢僧正を招いて大塚の高台に一寺の建立を発願した。天和元年(1681年)のことです。桂昌院が深く帰依していた如意輪観世音菩薩を本尊に迎え、護国寺と号した。以来、将軍家祈願寺として幕府から手厚い保護を受け、元禄時代には堂宇の大規模な整備が進められた。
元禄10年(1697年)建立の観音堂(本堂)は、関東大震災や東京大空襲をくぐり抜けた奇跡的な遺構であり、国の重要文化財に指定されています。入母屋造り本瓦葺きの荘重な姿は、江戸中期の寺院建築を代表するものとして建築史上も高く評価されます。滋賀県園城寺(三井寺)の日光院客殿を移築した月光殿もまた重要文化財で、桃山時代の書院造の優美さを東京で味わえる貴重な建物です。
広大な墓域には近代日本の礎を築いた人々が眠る。大隈重信、山県有朋、三条実美といった明治の元勲、鹿鳴館を設計したジョサイア・コンドル、そして大倉財閥の大倉喜八郎や安田財閥の安田善次郎など、政財界の巨人たちの墓碑が並ぶ様は壮観で、近代史の散策路としても深い味わいがあります。
毎月18日の観音縁日には境内で骨董市が開かれ、古美術品や古書を求める愛好家で賑わう。春の桜と秋の銀杏が境内を彩る季節には、都心の喧騒を忘れさせる穏やかな時間が流れる。音羽の高台から見下ろす街並みは時代とともに変わっても、元禄の観音堂だけは300年以上変わらぬ姿で参拝者を迎え続けています。
見どころ・おすすめ
国重文の観音堂
元禄10年建立の観音堂(本堂)は関東大震災と東京大空襲を生き延びた奇跡的な遺構で、国の重要文化財に指定されています。
近代史の散策路
大隈重信・山県有朋・三条実美・ジョサイア・コンドルなど、明治の元勲や近代日本の礎を築いた人々の墓碑が並びます。
月光殿(重要文化財)
三井寺の日光院客殿を移築した月光殿は桃山時代の書院造の優美さを東京で味わえる貴重な建物です。毎月18日の縁日には骨董市が開かれます。
基本情報
| 住所 | 〒112-8001 東京都文京区大塚五丁目1 |
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